2020年11月2日月曜日

胎動 アサシュピール2020秋出展記

 

1.はじめに

 11月14(土)15(日)に開催されますゲームマーケット2020秋、その告知等も兼ねた事前体験イベント「アサシュピール2020秋(以下:アサシュピ)」に出展者として参加致しました。
 今回は全体の概要から良かったことなどを、あくまで私の主観としてまとめたいと思います。

2.「アサシュピ」について



2.1 概要

 本イベントはこれまで開催されました「フォアシュピール」と呼ばれる体験型イベントを発展させる形での運営となっています。

 フォアシュピールが他のイベントと大きく異なる特徴は「当日の販売活動がない」点です。

 私も痛いほど気持ちがわかるのですが、参加する側として「試遊した以上は買わなければならないのでは?」と余計な気を回してしまいがちなのです。(出展側になり、ようやくそれが杞憂だと理解できるのですが)

 出展側にも、お金のやり取りを省略することで作品の説明に専念することができるメリットがあります。

 出展側とお金を通すようなやりとりを省略することで、気になった作品を気兼ねすることなく体験できる点が最大の特徴です。

 その形を組んだイベントが今回の「アサシュピ」です。

 また「アサシュピ」は、運営に携わるスタッフの高い手腕も特徴的です。

 過去に来場者として参加した際、どの試遊卓も常に大勢の人で溢れる中、それら人員の管理をやり取りする関係各スタッフが特に印象に残っています。
 担当スタッフは、企画・立案の翔さんの元へと駆けつけた有志の方ばかり。そのほとんどが、出展側としての参加もおかしくはない、ゲームマーケット出展経験を持つ人気サークルの方です。
 これらスタッフの高い運営手腕も、本イベントの秘めたる魅力のひとつです。


2.2 アサシュピについて


アサシュピ公式HP https://vorspiel.info/about-2020asa

 参加される方は、事前に電子チケットを購入します。
その際

・上野・御徒町エリア(参加店舗:あまやどり様、上野上さま様、コロコロ堂様)
・秋葉原エリア(参加店舗:ゲームカフェ秋葉原集会場様、サードプレイス秋葉原様、ショップ娯楽屋 秋葉原スペース様)
・池袋エリア(参加店舗:ボードゲームカフェ ラウンジROSA様、池袋上さま様、JELLY JELL CAFE池袋1号店様)

 のいずれか好きなエリアを選択します。

 各エリアは徒歩圏内に位置します。
 チケット購入後は時間までエリア内の各店舗を自由に行き来し、気になった作品を自由に体験することができます。

 HPから以下引用します。

【プレイヤー】にとっては 事前体験の場を増やし購入ミスマッチを減らすため。
【制作者】にとっては ルール説明の練習やプレマーケティングのために。 
【ボドゲカフェ】にとっては実際に遊んでもらい知ってもらう場に。
この『アサシュピ2020秋』をプレイヤーさんと制作者さんの双方にとってハッピーなイベントにしていきませんか?

 ゲームマーケット本番を控え、来場者・出展者、相互に準備の時間を獲得できる本イベントの魅力はそれだけではありません。

 特にゲームマーケット2020秋は、主に
・試遊卓がない
・滞在時間に制限
等々の制約が設けられました。

 各作品の内容をオンライン上でどのように発信するか、そして、試遊卓がない中、どのように作品の魅力を直接お伝えするか、といった出展者への課題が課せられています。
 そんな中、出展者として貴重な「作品を手に取って直接楽しんでもらえる」絶好の機会であると同時に、私自身「本番当日の運営への足掛かりとなれたらいいな、と考え、私も即座に応募しました。

 本イベントは、特にSNS等を通じた情報の発信を積極的に行う点も魅力的です。

 本イベントはTwitter上で「ゲームの感想+「#アサシュピ2020秋」を通じ発信してほしい」旨をお願いされました。

 実際に遊んだ感想やプレイ風景などをまとめて確認することができ、その場で参加の叶わなかった方にも多くの情報が提供できる点などが、個人的にとても強い魅力を感じました。


2.3 感染症対策について


 そして言わずもがな、本「アサシュピ」は、いまだ感染症のリスクにさらされる情勢にある最中において、出展側として貴重な「自分の作品を直接体験してもらえる」またとない機会です。

 本イベントは都内各所の「ボードゲームカフェ・プレイスペース」の店舗をお借りする形で、感染症に対する厳重な注意を図ることで開催されます。
具体的には
・来場者は入店前に体温を測定し、手指にアルコール消毒とマスクの着用に協力するようお願い
・各店舗の来場者に「20名」の上限を設定し三密(密閉・密集・密接)を回避
・出展者はマスクに加え、フェイスシールドを着用(こちらも義務)
・室内は換気のため常時窓を開放
・cocoa(新型コロナウイルス接触確認アプリ)のインストールを推奨

 加えて、私の参加する「あまやどり」様では、各テーブルに除菌用のアルコールも設置されました。


3. 前日までの準備


 出展の募集ツイートは当日から11日前となる10月25日、翌日深夜に募集が締め切られる短期間の中、実に46サークルもの参加が集まりました。
 当日の予行練習ができればいいな、と軽く考えていた私は、早速本番同様の運営準備に取り掛かりました。
 名刺・チラシ・ポスター作成を急ピッチですませ(結果としてチラシは間に合わず、名刺は設置することを失念し、ポスターは場所を取るかと思い持参しませんでした)、当日に出題する予定のクイズを制作・取りまとめ、動画にまとめるなどを行いました。



電車移動中もクイズを考えます。

 当日の服装は、作業着にエプロン、加えて今回は大手通販サイトで購入した格安のポータブル拡声器を着用することにしました。
夏のイベントでは、どうしてもマスク越しの声が不明瞭となったことが懸念事項でした。
 特に問題を読み上げる自分にとって大きな課題です。




 拡声器の価格は2500円前後、イベント当日だけでも使えたらいいかな、と購入しました。
 2日前には担当する上野・御徒町エリアの各店舗へご挨拶に回り、特に今回お世話になるあまやどり様では、会場やテーブルの広さ、間取り、お手洗いの位置等を事前に入店して確認し、併せてお店の方に「音声を使うのでご迷惑をおかけします」といった旨の了解を得ました。
 あまやどり様の暖かい御配慮、本当にありがとうございます。

 同時並行して、各店舗の出展サークルと当日試遊できるであろう作品を予習し、来場された方の好みにあう作品がどの場所で体験できるのかを、ある程度頭に入れました。(スタッフに任せたら良いものを、とは思いました)

 余談ですが、アサシュピ前日には「秋葉原集会場」様でボードゲーム体験会も開催され、私は一般として参加しました。
 体験会後、アサシュピにも続けて参加される方もいらっしゃると聞きました。私にそこまでの気力は残っておらず、体調を鑑みて早目に帰宅しました。


4. 当日の動き


4.1 設営準備


 朝4時に起床した私は、最後の詰め込み等を済ませ、朝5時30分ごろに家を出ました。朝焼けが昇り、早朝は冷え込む気候となりました。
 来場者の入場開始前となる朝7時に無事に御徒町「あまやどり」様へ到着。
 テーブルは早い者勝ちとお聞きしたので、なまじ声も大きく、ひときわ騒がしくなるであろう私は、店内の一番奥へと構えることにしました。



 テーブルに展開、約20分ほどで設営完了。
 本番当日は、これにポスター設置や運営への作品提出、商品の確認・展示が含まれます。

 当日の私の服装は、半袖Tシャツにエプロン姿、スニーカーに作業ズボン、柄物のマスクに、ベタベタとステッカーの貼られたフェイスシールド、拡声器にマイク、さらには大きな○×ハットという出で立ち。
 お洒落な店内とクールでカッコいい周りの参加者の中、大変異質な存在(俗な言葉で「イタいオジさん」)でした。そりゃ人も近寄らないかなーと。(写真を掲載する度胸はありませんが、気になる方はTwitter:@hyacper 一覧を参照)

4.2 「board game cafe「あまやどり」」について






(店舗HP:https://amayadori.site
Twitter:@cafe_amayadori

 本日お世話になる「あまやどり 」様は、今年オープンしたばかりのボードゲームカフェ。JR御徒町駅から徒歩3分ほどの立地です。
 来店記録等はアプリで管理でき、お店独自のYouTubeチャンネルを開設するなど「現代のスタイル」に根ざしたカフェです。
 広さを感じさせる空間には、木製のテーブルと、座り心地の良いふかふかなチェア。そして新旧ともに豊富なボードゲームのラインナップ。
 店員さんもとても明るく知識も豊富で、店内はいつの時間も多くのお客さんで溢れています。

4.3 参加各サークルについて


 あまやどり様にて展開する私以外の参加サークルは以下の通りです。

・アソビツクース @asobytukoos「土曜イ21 kurumari」「両日ツ03 PlayMarket」合同出展」
 お子さんでも楽しめるバランスゲーム「カンダタと愉快な仲間たち」はバランスゲームならではの「絶妙な形でバランスの取られた造形」も併せて楽しめる作品で、イベント中は、歪な形でバランスを取るたび多くの方がスマホのシャッターを構えていました。


・くじらだま @kujiradama「土曜イ21 kurumari」「両日ツ03 PlayMarket」合同出展」
「ラッセーラゲーム(NEBUTA BEAT)」が昨年話題の本サークルは、可愛いらしいイラストも特徴的な「チクタクオーダー」「空中都市アーレア」を用意。チクタクオーダーは制限時間内に注文品を揃えるスピード系ゲームで、当日は多くのプレイヤーが悲喜交交(ひきこもごも)の声を上げていました。

・神楽坂さんさん堂 @kagurazaka33dou「両日テ18」
 今年初出展となるサークルです。「イケ恋〜イケメンと恋をする方法」は、女子校生となり自分を磨き上げイケメンにアタックする成否で競います。当日はデザイナーを務めるハムさん編集の「ボードゲーム小辞典」も閲覧できました。


・とぅいんくるすたー @TwinkleStarGame「日曜キ06」
 大喜利要素も含めた魔法詠唱ゲーム「Wonder Wordbook〜魔法の単語帳〜」は、単語帳を意識したデザインが特徴的で、プレイ時に書き込みできるなどレガシー要素も取り入れた意欲作です。ついついカッコいい(厨二病要素込み)魔法を詠唱(と名を借りた叫び声)したくなります。

 店舗の通常営業は土日・平日ともに13時から。
 朝シュピ終了予定時刻が12時15分ですので、そのまま店舗に残り遊ぶこともできます。これは本イベント参加各店舗も同様で、会の終了後も有志が集まり、その場で引き続き新作を体験することもできました。


4.4 入場開始


 会場が朝7時30分と早朝であることなど何のその。当初私が抱えていた不安をよそに、開店時間から多くの来場者で混み合う店内。
 私もつい嬉しい悲鳴をあげました。

 周りの楽しいプレイ風景に負けじと、私も朝一からエンジンを全開にし、周りの迷惑とならないよう(ごめんなさい!これはあくまで個人の主観です)興味を持った方にクイズを読み上げたり、本の紹介・宣伝を行ったりなどを行いました。

 イベント中は自分のブースで手いっぱいとなり、周りの雰囲気や人員などにうまく気を配ることができなかったかもしれません。
 店舗のあまやどり様、担当スタッフの伊勢村様(Twitter:@is_all、アナログゲーム情報誌THE CREATERS編集長)には本当にご迷惑をおかけしました。
 店内のゆったりくつろげる空間も相まって、あまやどり様は会の終始を通じ、どの時間も大勢の来場者で賑わいました。

 私のクイズも、用意した動画クイズに「あわや全問正解?!」が飛び出すなど、時間帯を問わず大いに盛り上がりました。
 反面、水分補給を甘く見た愚かな私は、お店の方に頼んで途中ウーロン茶をオーダーするほどでした。
 途中に現れた「マイノリティ(majority)の対義語は?」の問題に、解答者も、出題者の私自身も「?」と考え込んでしまうほど、今振り返っても心身ともに(心地よく)疲れていたのかと察します。


4.5 無事に終了


 12時15分、大きな懸案事項もなく、会は無事に終了しました。
 せっかく多くの製作者と新作が近隣で体験できる絶好の機会にもかかわらず、余力など残っていなかった私はそのまま引きずられるかのように家路へと急ぎました。
 帰りの電車で覗いた#アサシュピ2020秋 関連のツイートは、製作者・来場者問わず「面白かった!」の感想ツイートが数多く並んでいました。

5 感想(出展側として)


5.1 モチベーションの維持


 夏のイベントから数え、出展者としては実に今年4度目となるイベント参加となりました。
 本感染症禍の不安がいまだ払拭されない中、出展を自粛することも選択肢のひとつだったはずですが、それらを上回る「参加のメリット」が私の背中を押しました。

 イベントに参加する意義の一つに、私は「モチベーションの維持・向上」があると考えます。

 ことさら、私のような「企画・立案からデザイン・レイアウト・アートワークに広報等情報発信も含め自分一人で何もかもを取り行わなければならない」サークルにとって、体調管理も含めたモチベーション(ここでは「制作意欲」や「作品への抱負」等と同様の意味合いです)の維持は特に重要となります。
「本当に受け入れてもらえるかな?」「楽しみが一人よがりになってはいないかな?」等々、それらはオフラインを通じた生身の人間同士のやり取りでより高く盛り上がります。

 具体的には、感想の言葉だけではなく、作品の魅力を伝えた際の相手の表情や周りの雰囲気など、オンラインではなかなか拾いきれない部分、有り体に言うと、いいねやRT、あるいはツイートのインプレッションの数など、数値だけで単純には比較できない部分にこそ、制作の方向性や創作意欲が湧くものという実感があります。

 正直な話、私の作品は「クイズ」という「目に見えない(写真では捉えられない)」「知ってしまうと楽しみが半減される」という媒体である特徴からか、本イベント中でも感想ツイートは他に比して少なめでした。
 それでも今回を通じ「制作当初の方向性をどう修正するべきか」「修正する場合、その対象はどこに向けるべきか」などを学ぶ絶好の機会に恵まれました。
 もちろん「面白かった!」の一言があれば、制作の苦労は大いに報われます。
 私は製作の可否を、売り上げではなく「喜んでもらえたか」に照準を合わせているため、大きな売り上げこそ見込めないものの、そうした何気ない応援の言葉ひとつひとつが何よりの励みとなります。
 次回は、より多くの反応がもらえるよう頑張ります。

5.2 感染症下で開催の意義


 言わずもがな、今年は特に「対面を通じたやり取り」への制限を余儀なくされました。
 がしかし「〜だからできない」「〜だから落ち着くまで自粛!」と一括りにせず、そうした感染症の危険を十分に頭に置きながら「きちんと対策を講じつつ、これまでと同様な広報活動へと最大限近づくにはどうしたら良いか」を自分なりに考えるきっかけにもつながりました。

 体調や対策を万全にし、相手への不安を払拭した上で、自分のできることを最大限行う、いわば「正しく感染症を恐れる」ことで、うつむきがちだった目線が自ずと上向きへと変わった、そう意識が変わりました。

 本イベントを経て、「広報活動の一環」の幅を広げただけではなく、自分の作品を通じたやりとりや、他の素敵な作品に触れた体験等を通じ、次の作品をどう持っていくか、など「自分の中に眠る新たな作品」を醸成するといった成果を得ることができました。

5.3 胎動


 「胎動」とは、ボルカルス、レヴィアス など人気シリーズが並ぶ「KAIJU ON THE EARTH」シリーズの広告に大きく掲載された言葉です。
 意味は「(中略)②比喩的に新しい物事が旧来のものを突き破って生じようとする動きが感じられること。また、その動き。「新しい文学のー」(広辞苑)」です。

 おこがましくも、本イベントを通じ獲得できた各種の実感、とりわけオフラインのイベントを通じ手にできた感触を踏まえ自己に芽生えた創作の芽が、喫緊のイベントから、来年以降の諸活動へと続く足がかりとなれましたら、本イベントの参加は十分に有意義なものと言えます。

 そのためにも、まずは体調を維持することだと反省します。
 開催中、ある来場者の方から「体調維持はパフォーマンスにもつながりますから」とアドバイスを頂戴しました。
 感染症禍の有無を問わず、良い作品を生み出す、そして吸収できるよう、これから本番まで残された期間は、心身共に健康を維持するよう努力したいと思います。

6. 終わりに(御礼)


 改めまして本イベントを企画・立案して頂いた「ボドっていいとも!」の翔さん(Twitter:@shousandesuyo 両日ソ23)、関係各スタッフの皆様、お邪魔した店舗のあまやどり様をはじめ参加されました各店舗様、そして何より、参加・来場されました皆さまに、深く感謝申し上げます。

 本番まで残すはあとわずか、私も稚拙ながらイベントを盛り上げる一助となれますよう頑張ります。

2020年9月13日日曜日

継続のカギは「反応の薄さ」〜4コマ連載500話に寄せて〜 

1. はじめに

2. なぜ継続できたのか

 ・楽しく描いたから

 ・応援があったから

 ・反応が薄かったから

3.  身についた力

 ・漫画を「構成」で見るようになった

 ・作品の方向性が見えてきた

 ・失敗が怖くなくなった

 ・何気ないところに目が向くようになった

4.まとめ


1.はじめに


 先日、コツコツと継続して更新した4コマ「ボドびよ。きょうもボドびより。」が一区切りとなる500話に到達致しました。
 ここまで応援してくださった方、お会いした際に「いつも見ています。楽しみです」とお声がけくださった方々に深く感謝します。

 そんな中、

「継続は力なりですね」

 の言葉をよく頂戴します。


 本音を話しますと、僕自身、作品自体にそう大した力がついた実感はありません。
 SNSでは、僕よりも数倍レベルの高い漫画家先生らが、今も面白い作品を更新されていらっしゃいます。
 それに比べると僕なんて月とすっぽん、成長スピードも遅く、逆に1年と半年もかかったのにこの程度の画力?と鼻で笑われる事でしょう。

 でも、確かに自分は「継続する力」だけは、多少なりとも身についた自覚があります。
 
 今回は「なぜ継続できたのか」「継続することで身についた具体的な力」について、思うところをまとめます。
 結論から述べますと「反応が薄かったから」具体的には「イイね・RT等の数が他に比して少なかったから」です。


2.なぜ継続できたのか


 長く続けるためには何より「続けたい」「明日もまた描きたい」など「気持ちの持ち方」が特に重要と考えます。

 依頼された仕事ではないので反応があろうとも当然報酬は無し。その上、会う人会う人に「下手だけどまた描くんですか?」と意見をもらうことなど日常茶飯事です。

 そんな僕ですが、周囲の悪い意見に屈することなく、継続できた背景には、やはり「それでも僕は描きたいのだ!」など、ある意味「反骨精神」に近いモチベーションの維持が特に重要課題でした。

 本項では自分が常に心がけた「モチベーション維持」の方法について取り上げます。


・楽しく描いたから


 この4コマを始めた主たる動機はズバリ「4コマを描きたかったから」です。

 2018年ゲームマーケット秋、拙著新刊ボードゲームクイズ「NEXTAREA」を制作した際、必要にかられ、これまで白ハゲキャラしか描いた事のなかった僕が、有り体にいうと「お絵かきゲームでは「画伯」要員として周囲から引っ張りだこだった」、そんな僕が、実に1日半もかけて挿絵となるキャラクターを描き上げました。


 そこでの反応が思った以上に良かった事、何より「一つのキャラクターをイラストという形で世に生み出す事」の面白さに気がついたことなども重なり、次第にイラスト練習熱が高まりました。
 鉄は熱いうちに土や羊と交換、…ん?早速特訓の開始です。
「毎日イラストの練習をしよう」「ならば漫画を描けば絵の練習にもなるし」と、本当に単純な理由から4コマを投稿したのがきっかけでした。


 もちろんこのまま画力が高まると、他の拙著クイズ本などにも応用できるだろう、とも、次第に考えるようになりました。
 
 が、始めた当時の画力ではむしろ机上の空論に過ぎず、あくまで一趣味の延長として、力を抜きつつゆるゆると続けました。作業ペースも今ほど長くはなく、本編となるクイズ制作の妨げとならないよう、合間を縫ってササっと仕上げるスタイルでした。

「楽しく描く」とは「描いている時間を楽しく過ごす」ことです。

 ペンを放り投げたくなるほど描くのが嫌になる日も当然ありました。
 そんな日は「以前から描きたいと思った絵」を描くことにしています。
 たまに「版権はどうなの?」といった(きわどい)ネタも混ざる僕の漫画ですが(反省します)、自分の「描きたいモチベーション」を高めるためにどうしても必要となる要素でした。


・応援があったから

 好きで描き続けていると、次第に読者も増えます。イイね、RTの数も半年ほど経過すると徐々に安定し始め、ずっとRT、イイねをつけてくださる方も少しずつ増えてきました。

 好きで描くことが第一の漫画でしたが、ずっと応援してくださる神様のような方の期待を裏切るわけにはいかない、そんな気持ちも芽生えてきました。
 それは作品レベルそのものの向上というより、安易な剽窃(俗な言葉で「ネタの丸パクリ」や「キャラクターのトレス」)だけは決してするまい、急な連載休止こそ、描く方、視聴する方、双方にとって不幸だ、と考えるに至りました。


・反応が薄かったから

 僕の4コマは500話までに未だ大きな反響もありません。
 RTも10つけば大ヒット、100なんて夢のまた夢です。
 
 そんな反応の薄い4コマも、反応の薄さが時としてメリットに転じる場合があります。

 1 好きなネタが描ける
  大きなバズツイートに見舞われなかったおかげで、自分の描きたいネタを堂々を描くことができました。

以前どなたかが「何気ないツイートに数万もの反応があり、以来、作品の方向性が自然とそちらに向かうようになってしまった」と話されました。

 制作するにあたり、反応をもらえることは何よりも嬉しいです。
 しかしながら、フォロワー内外を問わず予想外に大きな反応を身に受けることで、自分の描きたい作品から「バズることを視野に入れた作品」へとシフトする可能性が拒否できませんでした。
 負け惜しみにも聞こえますが、反応が薄かったことは、こと継続に関してだけはプラスに働きました。

 2 数値に一喜一憂せずに済む

 反応の数値=読者数、へとスライドできると考えています。
 僕はツイートアクティビティをまともに研究したことはありませんので、たまに多く反応のあったネタ(それでも20イイね程度)があったとしても、あえて詳細な分析を行ってはいません。
 あまりに強く「反応の数」だけを意識すると、無自覚に「高い数値を狙う」よう意識が働くと考えたからです。

 「この時間の、これに関するネタを投稿すれば…」と期待した瞬間、肩に余計な力が入り、のびのびと描くことが阻害されてしまいます。
 それを恐れた僕は、時間帯もきっちりとは決めず、ネタが出ないときは潔くあきらめる、そんな緩い気持ちで挑み、モチベーションを保つことにしました。
 


3.身についた力


・漫画を「構成」で見るようになった

 綺麗なイラスト、笑える漫画、ドキドキするストーリー等々、僕はこれまでそうした「全体を感覚だけを通して眺める」ように漫画を読んできましたが、継続するうちに「全体の構成」や「レイアウト」へと意識的に目が向くようになりました。

 具体的には、キャラクターの立ち姿や表情の描き分け方、4コマの起承転結、ネタの練り方、等です。

 余談ですが、僕は普段の読書も「古典的名作」を読むのが好きで、考えに行き詰まったときは明治の文豪や分厚い名著に当たるようにしています。
 そんな僕が「構成のお手本に」と愛読している漫画は「コボちゃん・カリアゲくん(植田まさし著)」です。


・自分の進む道が見えてきた

 描く動機が「描きたかったから」と浮ついたものでしたので、当初は自分が本気で伝えたいこと、描きたかったことなど作品の真芯となるテーマを深く掘り下げてはおりませんでした。

 案ずるなかれ、僕はそうした高尚な観点こそ「継続するうちに自然と身につく」と考えています。


 僕の4コマは、制作しながら少しずつ「描きたいことの方向」が固まっていきました。
 具体的には

・起承転結でまとめ、次の回に持ち越さない。
・続編は描かない。
・ネタは描きためない。必ずその日に考える。
・できなかったら潔く休む。
・台詞は手書きで書く。
・基本は「笑い」を描くこと。ホラーやサスペンス等で読者の不安を煽らない。
・どんな読者がどんな時間に見ているか分からないので、なるべく不快なものを描かない。具体的には「虫」や「したい」「排泄物」などです。僕の4コマに人気ブラフカードゲームの「○○○○ポーカー」が登場しないのもそれが一因です。

等々、最近では「表題にボードゲームの作品名をつける」も加わりました。

 これら全ての制約は、掲載当初から「このスタイルで!」と取り決めたものではなく、大半は「毎日描くうちに自分から縛っていったもの」です。

 描きながらおぼろげに見える自らの力量と対比させながら「今すぐできること」「今は無理なこと」を見極め、面白そうなことを取り入れつつ、自らの身動きもちゃんと確保できるよう、取り入れられる箇所はどんどん取り入れる、と決めました。
 何度も描くうちに、彫刻のように少しずつ「自らの作品の個性となる土台」が出来上がっていきました。


・失敗が怖くなくなった

 4コマを描き始めた当初は、せっかく描きあがたところで、いざというときにツイートボタンが押せなくなるほどの不安にかられました。

「ウケなかったらどうしよう」
「下手だやめろとコメントがついたらどうしよう」

 そうした気持ちも、毎日継続することで払拭されました。
 とはいえ、作品そのもののレベルが上がったわけでは“決して”なく、「面白くできなかったけれど、毎日続けばこんな日だってある」と自分を慰められるようになりました。

 僕自身、未だその日の遅くまでネタ出しに困ったときのネタや、自分ではあまり自信の持てなかったネタの方に、むしろたくさん反応をいただける場合が多いです。

「何が受け入れられるかわからない」それがTwitterはじめSNSの世界だと自覚し、臆せずどんどん発表しようと考えるようになりました。


・何気ない日常に目が向くようになった

 企業ではなく個人でサークルを運営する方とも交流があります。
 例えば久遠堂の久遠さんやNSGクリエイトのエルさん、Studio Turbineさんなどの作品は、日常に潜む「おや?」と感じた部分にスポットを当てた作品が多い印象です。

 漫然と過ごすうちについ見過ごしがちとなる日常の風景や面白みに「?」の視点を向ける、周りの優れたベテランボードゲーム製作者は、そうした目線を持ち合わせているように感じます。
 そして何より、作品を通じ「漠然とした面白味を、確固たる面白さ」へと昇華させる能力に長けているものと考えます。


4.まとめ


 たかが500話、されど500話、小冊子付属のおまけ漫画等を含めるともうあと少しだけ増えるでしょうか。元から飽き性だった僕が、それだけの作品を、実に1年半も費やした結果、得られたものの大きさを改めて振り返りました。

 一言でまとめますと、一番のメリットは「楽しみを自ら発掘できる」力が身についたことと考えます。

 4コマのネタは「大きな話題をわかりやすく伝える」意味合いより、むしろ「日常に潜む変わった物事の見方を漫画で面白おかしく表現する」ことではないかと振り返るようになりました。
 言うなれば「面白さの発掘」です。

「いつか面白い漫画が描きたい!」といった願望は、「資材が足りないから勉強」「画力が足りないから勉強」などなど「本当に面白い漫画」を描くまでの手間隙が本当に膨大なものとなります。

 むしろ「今の力や制作環境でも(自分が)面白いと思った漫画は描ける!」と開き直り、描き上げたあと「面白い漫画を描いたー!」と感じた方が、自分にとってより高い充足感を味わうことができました。
 翻って、それら充足感が「次に頑張る」モチベーションへと繋がったものなのかな、と考えています。

 反響も少なく、人気とはお世辞にも呼べない、そんな4コマ漫画でも、継続することだけはできる、継続できると「自分のできることが見えてくる」と、良い方向へ連鎖が広がります。

 この先も、描くことそのものが苦痛とならない程度に、あくまで「のびのび楽しく描く」を基軸として、継続していけたらと考えます。

 稚拙な漫画ですが、これからもよろしくお願いします。

2020年8月28日金曜日

番次郎書店、夏イベント感染症対策 虎の巻

1.最初に

2.対策の前提

2.1 大阪 盤祭3rd

2.2 第2回静岡アナログゲーム祭り

2.3 北海道ボドゲ博2.0

3.まとめ(次に行いたい処置)




1.最初に

 この夏、当「番次郎書店」は3つのイベントに「出展者」として参加しました。

・7月25日 大阪 盤祭Re-3rd

・8月1日   第2回 静岡アナログゲーム祭り

・8月22日 北海道ボドゲ博2.0


 すでにご承知置きのとおり、今夏は「感染症対策」が強く叫ばれた年でもあります。


 そこで今回は、計3回+αのブース運営を通じ、私「番次郎書店」が独自に行いました各種感染症対策をご紹介致します。


 本ブログでは、こうした処置を強制することが目的ではありません。

 無論、私の行った処置・対策も、決して完全と言い切れない部分が多々あります。

 あくまで一個人が行った一例としまして、今後のイベント運営等の参考になりましたら幸いです。



2.対策の前提


 大阪のイベント当初、恥ずかしながら当時の私に、感染症に対する知識を持ち合わせておらず、漠然と「マスクを」「除菌を」「なるべく相手に接触しないよう」だけを念頭に置き、ブース運営を進めました。


 イベントは3度とも「45cm×90cm」長机に半分のスペースです。

 通常のイベントとは異なり、さらに除菌用のアルコールやウェットティッシュ等の感染症対策を加味すると、試遊スペースが無いとはいえ、どうしても机の上がごちゃごちゃします。

 事前にあらかじめ計画を立て、上手く設置スペースができるよう対策を施しました。


2.1 大阪・盤祭Re-3rd

 

 今夏初のイベントです。運営の主催となるコロンアークのたなやんさんが本感染症を十分に研究されましたので、出展を少し躊躇するも、最終的には主催者を信じることにしました。





 私の行った処置・対策はこちらです。以後のイベントでは、こちらの運営がベースとなります。


(1)接触確認サイト・アプリの使用

 厚生労働省が作成しました感染症接触確認アプリ「cocoa」をインストールし、イベントの前後、接触がなかった旨の画面を都度ツイート状にて報告しました。

 また、関西の各地域に立ち寄った際、「大阪府コロナ追跡システム」にも逐一登録を行いました。

 上記2件とも、8月29日現在まで接触があった旨の報告は届いておりません。


(2)作品を個別包装

 小冊子一冊一冊をジップロックで個別包装致しました。汗や唾液など、何らかの形での飛沫感染を防止するためです。

 


(3)試し読みのQRコード

 長時間の滞在を防ぐため、今回のイベント以降「試し読み用の小冊子」を設置しませんでした。あくまでブースの前に「表紙を確認するための小冊子を並べるに留めました。


 代わりに、お品書きにブログ等へ案内するQRコードを設け、遠方からでも中身が確認できるように対処しました。


(4)新規ボードゲームクイズ動画の作成

 当ブース恒例となりました「早押し機による早押しクイズ」を自粛致しました。直接肌に触れる点と、マスクを装着することで出題が聞き取りづらくなる点などを考慮しました。

 その代用として、タブレット端末を駆使した動画クイズを行いました。

 今夏の小冊子が「こうした動画クイズをPower Pointで作る」ための本でしたので、そのデモンストレーションを兼ねたものです。

  長時間の滞留を防ぐため、動画クイズの時間は2分に抑えました。


(5)マスク・手袋を装着

 濃厚接触を極力避けるため、清潔なマスクとゴム手袋を用意しました。

 マスクは大きめの布製マスクで、以前ボードゲーム&カードゲームショップ「北越谷ZEST」様で購入したものを着用しました。

 頻繁に換えのものが用意でき、かつ、すぐに脱・装着できるよう手のサイズより少し大きい程度のビニール手袋を10組ほど用意しました。


(6)消毒用アルコールの設置

  テーブルには私個人の他、来場者も(購入の有無に限らず)気軽に使えるよう消毒用のアルコールを設置しました。

  今回用意したものはゲル状で、ポンプを押すと予想以上に量が出てしまい大変でした。

  手袋をつけながらのアルコール除菌は厳密には意味がないわけですが、対応する際の安心感の付与と、何より、手袋の中が蒸れていたので、手に取るとスッと馴染み気持ちが良かったです。事あるごとにプッシュしていました。

 テーブルを拭くためのウェットティッシュも準備し、小冊子やテーブル、iPadなどを定期的に拭いていました。


 

(7)お金の受け渡しはコイントレーで

 お金の受け渡しはコイントレーで行いました。

 コイントレーを二つ用意し、一方でお金を受け取り、もう一方のトレイでお釣り等をお渡しする方式です。

 手ごろな大きさのコイントレーを百円ショップで探したところ、お料理で使う小型のバット(5個100円)が目に止まり、ステッカーでデコレーションするなど創作しました。


 

(8)指差しで購入できるメニューリスト

  「キヤノンおうちで作る同人誌」様のブログを参考に、指差しで購入できるようメニュー表を机に設置しました。

 


 テーブルを指差しする、つまり、一切言葉を発することなく作品を購入することができる仕組みです。

 

(9)作品の価格帯を統一

  こちらは本当に偶然の産物ですが、頒布する小冊子の価格帯を全て500円に合わせ(てい)ました。

  新刊小冊子はどちらも500円、新刊2冊で1000円、ワンコイン、千円札一枚で購入できる仕組みです。

  お金のやり取りを極限まで減らすことができました。



(10)体調管理の徹底

 今回の感染症に限った話ではないのですが、体調管理、特に風邪だけは最新の注意を払いました。むせて咳をするだけでも誤解を生じますので、特に喉の管理は厳重に取り扱いました。


 健康管理と気分転換も兼ねて、朝6時に起きて周辺を軽くランニングしたり、シャワーではなく入浴を、睡眠時間も6時間以上を確保しました。

 普段プライベートでお酒を飲む方ではないのですが、一週間前にはお酒のお誘いも控えました。


 もう一つ、マスクにハッカ油を吹き付ける方法も取るには取ったのですが、ハッカ油のメントールが目に来て痛く感じたため、呼吸の苦しさや爽やかさ何より途中マスクを取り替えることとなりました。

 適量ならば問題ないかとは思いますが、次回以降ハッカ油の出番はありませんでした。ごめんなさい!


2.2 静岡アナログゲーム祭り


 開催数日前、静岡県の警戒レベルは4に引き上げられ、開催地域のほか、県内・市内においても厳重な警戒態勢が敷かれました。

 大阪のイベントから一週間後ということもあり、基本的には大阪で行った対策を更に充実される形を取ることにしました。


 会場も、各ブース前に透明フィルムが貼られ、ブース間にも大きなパーテーションが設置されました。

 また全員にビニールの手袋が配布されたり、入場者のマスクには小さなシールが貼付され、入場の際の目印になるなどの対策も行われました。

 名物マグロ丼も、皆が黙々と口に運んでいた姿が印象に残っています。


 実施中はスタッフが逐次巡回していました。何かあった際の報告に役だったかと思います。





 私自身も、先の大阪での対策を踏まえ、追加の対策を行いました。


(+1) フェイスガードを装着


 顔面全体を覆うフェイスガードを装着し、飛沫感染の防止に努めました。

 併せて先の布製マスクも装着しましたが、結果として朝の10時から閉会の17時まで半日以上を装着しました。

 長時間の装着は途中から呼吸が苦しくなり、大変辛い思いをしました。


+2)消毒用アルコールをスプレータイプに

 ゲル状で少し使いづらかった手指用の消毒アルコールを、スプレー噴霧タイプに変更しました。

 こちらもゴム手袋越しに、消毒と気分的な涼しさを求めて定期的に行いました。

 

 2週間経過し、感染症アプリからの通知もなく、平常に過ごしています。


2.3 北海道ボドゲ博2.0


北海道でのイベントでは

・出展者全員にフェイスガードを配布。

・午前/午後とで出展者を分け、間隔を開けるような態勢

・来場者を各ラウンドに分けた人数管理(出展ブースのお手伝いの数まできちんと管理)

等々、こちらも運営サイドで独自の施策を講じておりました。


 少し間があったことも幸いし、独自の飛沫感染予防シートが作れないかと考えましたが、上手くアイデアがまとまらず、当日はポスタースタンドを利用した簡易的な処置となりました。


 開催当日は内部の空調が効いていたこと、各ラウンドの間に10分の休憩時間が設けられたこと等もあり、静岡のイベントほどフェイスガードの苦痛は感じませんでした。

 事実、午前・午後と連続して15時間ほど装着しておりましたが、さほど苦痛に感じなかったように思えます(もちろん感じ方に個人差はあります)





 北海道では新たに2点の対策を講じました。


(+1)飛沫感染予防シート(簡易)を作成

 作成、とありますが、ポスタースタンドを前面に設置し、ポスターの代わりに90×120の透明フィルム(250円)を貼りました。

 机から手だけでのやりとりができる程度の高さでした。机の前に設置したため、運営中の倒壊でご心配をかけたかと思います。


(+2)QRコード→中身のページを印刷

 前回、前々回の対策で、QRコードに誘導するプリントを貼りましたが、アクセス数はゼロ件でした。

 スマートフォンを差し出すまでのワンクッションが障壁となったのかな、と反省し、当日はTwitterの固定ツイートを印刷、貼り出し、一目で内容が確認できるよう工夫を凝らしました。


 こちらも開催から1週間が経過致しましたが、アプリからの感染症通知の報告は受けておりません。 



3 まとめ(次に行いたい対策)

 

 今夏3度の出展に加え、8月14日には「東京ドームシティ 世界のボードゲーム展」、翌16日にはゲームマーケット出張版2020浅草にも来場者として参加しました。

 計5回のイベントに参加し、自分の考えうる限りの処置・対策を講じました。重ねて申しますが、強制するものではありません。

 

 他にも他のイベントにて「これはいいな」と感じた処置がありましたので、追記する形で綴ります。


・出展者証にプロフィールを記載

 ゲームマーケット浅草の運営スタッフさんはオレンジのはっぴに、本名と思しきネームプレートを身につけていらっしゃいました。

 私も出展者として出展証を身につけていましたが、さらに念を入れて、Twitterのアドレスとハンドルネームを記載し、より感染症対策に責任が持てるよう努力します。


・飛沫予防シートの創意工夫

 静岡アナログゲーム祭りや北海道ボドゲ博では、自前の飛沫感染シートを用意された方もいらっしゃいました。

 「カエルの王国」などの作品を販売されたイオピーゲームズ様は、飛沫感染のビニールシートに直接お品書きを書くなど工夫をされていました。

 「すごろくつくろう」などの作品を販売された常磐倶楽部様は、お祭りの屋台をイメージとする枠を用意し、ブース前を装飾されていました。

 カラフルなダイスを販売された珠工房様は、ブース前に骨組みとなる大型の枠を設置し、飛沫感染シートをそれに展張する形で対策をされていました。シートの中は開放感があるように見えました。

「マカリョーシカ」などの作品を販売されたNatriumlamp games様は、ブックエンドを活用した簡易飛沫予防シートを使用されていました。


 飛沫予防シートの透明性をうまく活用すれば、ポスターに、お品書きに、さらにはブース装飾の一部にと、あらゆる可能性があることを実感しました。


 以上の2点も含め、今後開催が予定される「ゲームマーケット2020秋」に向けて改善・改良を重ねる予定です。

 

「安全より安心」

 制限が重なる中、「○○ができない」ではなく「○○ならできる」方へと目線を変え、こうした状況下でもブースに立ち寄った方が少しでも楽しめるような運営を試行錯誤したいと思います。



参考


厚生労働省 新型コロナウイルス感染症について

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html



盤祭Re-3rd  運営記録(コロナ禍での初ボドゲイベント|たなやん)

https://note.com/colonarc/n/nb49ca0521a43


静岡アナログゲーム祭り公式ブログ【重要】8月1日開催における体制変更について)

https://sagm.jp/2020/07/31/1137/


ブログ「キヤノンおうちで作る同人誌」

https://twitter.com/canon_doujin/status/1279715421139070976?s=21

 


PC WATCH ニュース、理研、スパコン富岳で不織布や手作りマスクの飛沫の差を解析

~オフィス内、イベントホールなどでのエアロゾル感染もシミュレーション

https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1272611.html


当ブログの関連記事もどうぞ


番次郎の盤上万歳‼︎

拍手のないゴール 盤祭Re-3rd体験記

https://hibikre.blogspot.com/2020/07/re3rd.html


笑顔の報酬 第2回静岡アナログゲーム祭り備忘録

https://hibikre.blogspot.com/2020/08/2.html


イベントっていいな♪ゲームマーケット出張版2020浅草参加レポ

https://hibikre.blogspot.com/2020/08/2020.html


嬉しさの再発見 北海道ボドゲ博2.0参加レポ

https://hibikre.blogspot.com/2020/08/20_24.html



2020年8月24日月曜日

嬉しさの再発見 北海道ボドゲ博2.0参加レポ

1.はじめに(変則開催の概要)

 1.1 変更点

 1.2 開催概要(電子チケット)

 1.3 開催場所(さっぽろテレビ塔→札幌市民プラザ)

 1.4 出展サークル

2. 前日の動き(会場設営)

3.当日の流れ

 3.1 開場前

  3.1.1 当日の天候

  3.1.2 名物おにぎり

  3.1.3 豪華なカタログ

  3.2 午前の部

  3.2.1 会場アナウンス・BGMについて

     3.2.2 会場全体の雰囲気

     3.2.3 感染症対策(フェイスガード)

 3.3 午後の部

        3.3.1 来場者の様子

        3.3.2 会場全体の雰囲気(観測範囲のみ)

        3.3.3 番次郎書店の動き

        3.3.4    最終ラウンド〜終幕

4. 翌日

    4.1 制作会に参加して

5.まとめ(地方イベントならではの「体験」)

6. 追記

<参考>


1.はじめに(変則開催の概要)


 去る8月22日(土)、北海道札幌市にて「北海道ボドゲ博2.0」が晴れて開催の運びとなりました。

 私「番次郎」も出展者の端くれとして参加しました。その体験レポートを綴ります。


<北海道ボドゲ博公式HP>

https://psykorokinesis.wixsite.com/hokbdgexpo


 本イベントは「創作ボードゲームの即売会」と題し、中古ボードゲームの販売等を行わない珍しい地方イベントです。

 一昨年の12月開催の0.5を皮切りとし、翌年7月の1.0に続く形で今回2.0の開催となりました。

 3月に募集しました出展ブースは応募多数のため、今回は厳正なる抽選の形となりました。


1.1 変更点


 本イベントは7月11日に開催される予定でしたが、北海道が発令する本感染症の基本方針を鑑み、開催場所が「札幌市民プラザ」に、開催日程が8月22日に延期されたほか、全体の流れが以下のように変更されました。

(以下「北海道ボドゲ博公式HP」より抜粋)


【主な変更点】


 ① 午前午後の2部構成となります
 

 ② 開催時間:午前の部:10:00−13:50 午後の部:15:00-18:50
 

 ③ 各部を更に4つのラウンドに分けます(開場50分。入替10分)
 

 ④ 1ラウンドにつき一般参加者は上限60名とし、前売りチケット制となります。


 オンラインチケットやラウンド制は先に開催されました「ゲームマーケット浅草」でも取り入れられました(ゲームマーケット浅草は開場45分、入替15分)


1.2 開催概要

 入場券はLivePocket ticketを利用した電子チケットによる事前購入制でした。

 (開催数日前に若干数の当日券が配布される旨の発表もありました。)

 午前、午後とで出展ブースもかわり、かつ値段も均一、ということで、両方のチケットを購入される方も多かったです。

 チケットは午後15時開始の第1ラウンドが早々に売り切れ、午前12時、13時開始のチケットも「売り切れ間近」となるなど、高い人気を呼んでいました。


1.3 開催場所

 今回開催されました「札幌市民プラザ」は、開催予定だったさっぽろテレビ塔から程近い場所に位置する大変綺麗な建物です。


(onちゃんが目印)

 2階には図書館も併設され、早朝から勉強に、読書に、と、多くの方の憩いの場として親しまれていました。

 地元テレビ局「北海道HTB(「水曜どうでしょう」や「onちゃん」は全国的にも有名ですね)」が隣接します。


1.4 出展サークル


 出展ブースは、午前・午後とのテーブルが同卓とならないよう配慮され、結果としてそれぞれにスペースが設けられる形となりました。

 参加ブースは出展辞退を除き全46サークル。


(午前の部)22サークル



(午後の部)24サークル


 出展ブースには、ゲームマーケットにて毎回長蛇の列を成す人気サークル、今回が出展初となる北海道の地元サークルなど様々です。

 頒布される作品も、有名ボードゲームや、昨年ゲームマーケット秋、開催予定だった同“春”合わせの作品、ほかにも、本イベントに合わせた限定ボードゲーム等が多数並び、加えて、シールやバッジ等サークルオリジナルグッズ、カードスタンドやトークントレイなどのサプライ品、TRPGシナリオ集、カラフルなダイスなど、こちらも多彩な品揃えでした。

 午前・午後と出展ブースが違うこともあり、午前の部(午後の部)の販促品を午後の部(午前の部)に相互委託されるブースも見受けられました。


2 前日の動き(会場設営)


 会場の下見も兼ねて、私も会場設営のお手伝いに参加しました。

 メジャーできっちりと間隔を計測し、人海戦術で机・椅子を配置します。



 30分ほどで場内の配置を終え、各々がブースを設営します。


(私のブースBefore)



 とりわけ、毎イベントでカラフルなダイスを販売する「珠工房」のブースが、骨組みから設置まで一際目につきました。




 (私のブースは午後出展でしたので、前日に設営し、防犯上の布をかぶせておきましたよ。)

 

3 当日の流れ


 3.1 会場前

  3.1.1 当日の天候

  この日の札幌市内、天候は晴れ、気温28度、と、北海道では汗ばむ陽気となりました。

  午前9時に会場入りし、設営の細部を調整しつつ、周辺のサークルへご挨拶に向かいます。

  この交流時間も毎回楽しみです。時間が限られ、全てのサークルにご挨拶に回れずすみませんでした。


 3.1.2 名物おにぎり


 腹ごしらえに、と、前回1.0の際も好評を博しました、地元コンビニエンスストア「セイコーマート」の大きなおにぎりとお茶が主催から配られます。

 道産米の美味しいお米は甘味があってとても美味しかったです!


  3.1.3 豪華カタログ

  午前の部出展のサークル様に、今回のカタログを少しだけ見せてもらうことができました


  表紙イラストは0.5から引き続き大田スカリー先生、透明感があり涼しげで美麗なイラストです。

  挿絵や本文カット、漫画や読み物など内容も充実です。

  中をお見せすることができず大変残念ですが、奥付にならぶクレジットの豪華面々に、本イベントに対する主催の熱意を強く感じました。


3.2 午前の部

 3.2.1 会場内アナウンス・BGMについて


 午前10時、第1ラウンドとともに北海道ボドゲ博2.0の開幕です。


 会場内に流れるアナウンス・BGMは、昨年「ボードゲームクリエイター」へと転進された「珠洲ノらめる」さん。

 曲は今年発売のNEWアルバム『Board Game traveler」から、開場は『きみにキュンとSTOP!』で始まり、ラストナンバーはボードゲームPodcast「ほらボド」テーマ曲「Freuen Liefern」

 会場内に時計が設置されていなかったため、最終的には曲が流れるたびに『あと○○分か…』がわかるようになり大変助かりました。


 気になった方はこちらから。

【CD】Board Game Traveler【サイン有/無】

 https://booth.pm/ja/items/189053

(booth内一部視聴あり)



 3.2.2 会場全体の雰囲気

 

 午前の部、私はカラフルなダイスが思わず目を引く人気ブース「珠工房」さんのブースでお手伝いしました。

「これが目的で来ました!」

「これ気になってました!」

 そんな来場者の声が、運営の終始を通じ上がっていました。(列整理をしていたオッサンは珠工房主ではなく私「番次郎」でした。ごめんなさい)


 お手伝いをしながら来場者を推移します。

 珠工房さんのブースは出口付近に配置されたこともあり、出口に向かう来場者へ自然と目が向きましたが、

・空調が快適で過ごしやすかったこと

・人気サークルの方と簡単に交流できたこと

・再入場できなかったこと(トイレ・自販機等は一旦会場を出て)

など「来場者の滞留時間」は長い様に感じました。


 50分の第1ラウンドが終わりました。

 出展者は10分の休憩、トイレや給水などの休憩等を済ませることができます。

 ワンオペで対応する私にとってこの休憩時間は大変助かりました。欲を言えば、10分では足りずもう後5分伸ばして欲しかったでしょうか。


 来場者はお昼が近づくにつれて多くなります。

 もちろん入場できる来場者の数は、電子チケットにより制限できるよう管理されていたはずですが、観測する限りでは、第3ラウンド(12:00〜12:50)の時間が最も多かった様に見えました。


 来場者の中には、報道の腕章をつけた方、地元ボードゲームPodcast「モクちゃんの朝までウボンゴ!」(http://gametakuya.projectroom.jp/archives/category/podcast)のTシャツを身につけた方、午後に出展される方なども含め、多くの方が来場されました。

 友人同士やご夫婦、カップル連れ、といったグループでの参加も多い印象でした。



  3.2.3 感染症対策(フェイスガード)


  顔前面を覆う「フェイスガード」は本イベントで出展者・スタッフ全員に義務付けられました。

  息苦しいかな?と思い、事前に各種の対策を講じましたが、当日の会場内は空調も快適で、長時間の装着も以前ほど苦痛に感じませんでした。(あくまで個人的な意見です)




3.3 午後の部

 午後15時、少し休憩を挟み、当「番次郎書店」の出番となる午後の部の開始です。


 3.3.1 来場者の様子


 午後の部「第1ラウンド」は、前売りチケットがいち早く完売となったプラチナチケット。来場者の数も当然多く、お昼過ぎのこの時間も一際賑わいを見せました。

 先に挙げました「午前・午後、両方のチケットを購入」された方らしき方もちらほら見かけました。


 3.3.2 会場全体の雰囲気(観測範囲のみ)


 会場全体の様子ですが、当ブースの机が「壁に向かう」形に配置されたため、全体の推移を逐一確認することはできませんでした。

(そのため、午後のどのブースが人気だったか、も把握できませんでした。)

 がしかし、ブース越しに見える人通りはラウンド終了の時間まで耐えることがなく、私はフェイスガードにマスク、さらに飛沫感染予防シート越しに来場者へ時間一杯になるまで対応をしました。


 また、本イベントでもヤブウチリョウコ様作成の「#ボドゲフリペ」が人気で、特に「ボードゲームに関心はあるけれど、どんな作品があるのか分からない」という方に大変好評でした。


 来場された方はマナーが徹底された印象です。

 全員がマスクを着用し、ペットボトルを口にしながら歩き回る方は目にしない(少ない)印象でした。

 高額紙幣の購入者も私の観測する範囲では少なく、購入時にきちんと小銭を用意されていました。

 皆さん、大きなトートバッグにはちきれんばかりのボードゲームを購入されている様子でした。


 1ラウンドが終了しました。ラウンド中は終始対応に追われ、午前の部でも実感した「滞留時間の長さ」は午後の部でも同様に実感しました。

 そんな貴重な合間の時間も、私は各ブースへと出張し、動画クイズを広げる狼藉を働きました。本日一番迷惑な客だったかもしれません。ごめんなさい!ご参加いただいた心温かいサークルの方々、本当にありがとうございました。


 3.3.3 番次郎書店の動き


 毎回そうですが、私個人のブースは「売る」というより「頒布(意味:広く行き渡るように分かち配ること。「小冊子をーーする」「ーー会」 引用:広辞苑第7版)」の意味合いが強いため、今回も「立ち寄った方とクイズで遊ぶ」といったブース運営を進めました。

(だから毎度売り上げが……。)


 来場された方に楽しんでもらいたい、でも感染症に注意を払うため早押しボタンは極力使わない、かつ、マスク越しですから問題文も聞き取りづらくなる、……。

 そこで今年の当ブースは、動画を眺めて答えてもらう(出題文も表示される)、その名も「早押さないクイズ」を用意しました。

 盤祭Re-3rd、第2回静岡アナログゲーム祭り、に続き、今回も新問題を用意しました。総問題数、実に300問オーバー。

 第一世代のiPadだったため、途中、熱暴走により何度もフリーズしましたが、楽しんでもらえましたら嬉しいです。

 「売り上げが出たら最新型のiPad Proを買う!」、と心に誓いました。



 (ゲーム喫茶「天岩庵」店主は本日ただ1人の完全制覇達成!!)



 3.3.4 最終ラウンド〜終了まで


 午後18時、午後の部最後であり本イベント最後となる第4ラウンドの開幕です。

 ラウンド毎に拍手で出迎えるため、必然的に「仕切り直しだ!」と気合が入ります。

 

 この時間の来場者は体感としてピーク時の2/3。私個人の疲労もピークに差し掛かっていました。

 差し入れで頂いたジュースや飴玉、千秋庵の餡入りパイが疲れた体に染みました。この場を借りて感謝申し上げます。


 18時50分、最後のナンバー「Freuen Liefern」が終わり、大きな混乱等も見られず、無事に北海道ボドゲ博2.0が終幕しました。

 

 午前の部のサークルも入場し、テキパキと片付けが行われます。


 外を出ると辺りは暗く、気温も20度前後。

 汗で体が冷えてしまうため、そのままホテルへと戻ります。

 感染症を考慮し、この後の打ち上げ等も無し。

 ホテルで少し体を休め、各人で北海道の夜を堪能することとなりました。

 



4 翌日(北海道遠征はまだまだ続くよ!)


 この遠征期間に夏季休暇を取得された方も多く、遠征ついでに北海道の味覚や名所を満喫する方も、前回同様多数いらっしゃいました。

 昨年同様#ボドゲ博ミシュラン のタグも活況を見せ、タイムラインには豪華な北のグルメが軒を連ねました。

 

 4.1 制作会に参加して


 私は、というと、道内のボードゲーム製作者「チャンズファクトリー」様他有志で開催されました「カンティーナでまったり制作会」に顔を出し、昨日購入の作品や、次回に向けたテストプレイ等を通じ地元製作者の方との交流を図りました。

 次回開催予定のゲームマーケット秋に向けたテストプレイあり、昨日購入した作品の開封あり、と、製作の垣根を越えて楽しく過ごすことができる時間でした。

 こうした製作者相互の交流イベントが開催されますのも、地方と都市とを結ぶ一つのきっかけになるように感じました。

 タイトルの通り、終始ワイワイ、まったり、のんびりした雰囲気でとても楽しかったです。


 

 名残惜しかったですが、搭乗の時間となり、夜21時、北海道を後にしました。

 

 4.2 帰宅の途

 関東は数日ぶりに30度を下回る夜とのことでしたが、客室を出るや否や蒸せ返る湿気が押し寄せ、北海道の快適さがふと頭をよぎりました。

(冬は冬で、また感じ方も違うのでしょうけれど……。)



5 まとめ(地方イベントならではの「体験」)


「ゲームマーケットでは是非「体験」に来てください」とは、昨年アークライトの野澤さんがインタビュアーに話された言葉です。

 こうした販促イベントを「販売手段のひとつ」のほかに「体験も添えた」場として、来場者、出展者、相互に楽しむ。

 私は最近になり、そう考えるようになりました。

 だから「自身の作品を売る」に加え、さらに「ここでしか味わえない体験の価値」を加味した「交流」の視点を持つ運営ができるよう心がけています。


 今回も感染症関連で各種制限のある中、「自作のボードゲームクイズの面白さ」を布教し、併せて「普段お世話になっているフォロワーさんやサークル各位との交流」を味わうことができました。

 ゲームマーケット浅草でも体感した「イベントっていいな」の感覚を、出展側としても味わう、そんな貴重な時間を過ごすことができ、大変満足しています。


(参考:番次郎の盤上万歳‼︎「イベントっていいな。ゲームマーケット出張版浅草2020参加レポ」https://hibikre.blogspot.com/2020/08/2020.html


 上手い言葉が見つかりませんが、こちらの表現したかった「アイデア」が、無事に作品として形となり、それらが頒布を通じ「相手に伝わった」時の、体内で小爆発が起こるような感覚は、感染症の有無に留まらず、いつのイベントでも脳内に麻薬が溢れるような快感を覚えます。

 

 今回のイベント終了後も、携わった方一人ひとりが「楽しかった!」と話されるツイートを目にしました。

 幸せは伝播するもの、単なる一出展者にすぎない私自身も、それらツイートから間接的に「幸せな気分」を受け取ることができました。


 出展者、来場者、何より不安定な情勢が続く中、変則ではありますが開催に舵を切ってくださったサイコロキネシス主催の大地様をはじめ運営スタッフの方々に最大級の敬意を表します。



 6 追記


 北海道ボドゲ博は、次回3.0を来年夏に向けて準備中の旨を伺いました。


 おそらく出展ブースは今回以上の激戦になるかと思いますので、来年の予定は(鬼に笑われようとも)お早めにどうぞ。無論、私も負けてはいられません!

 来年夏、また同会場で、皆様と、そしてこれから新たにお会いできるであろう皆様と、楽しく交流することができますよう、私も本会の成功を祈念します。


 


参考

・今後の新型コロナウイルス感染症について/札幌市HP

http://www.city.sapporo.jp/2019n-cov/topics.html


・コロナ禍の中、北海道ボドゲ博に参加して(植民地戦争+αさん)

https://blog.goo.ne.jp/chiyakazuha/e/281976283b7fdafdbd5f0f527f9eb21c

2020年8月17日月曜日

北海道ボドゲ博2.0 全サークル紹介

いよいよ今週土曜22日に開催が迫った「北海道ボドゲ博2.0」です

(サークルカットも見られる公式HPはこちらから  https://psykorokinesis.wixsite.com/hokbdgexpo


その出展サークルと、番次郎的「ここをチェック!」ポイントを、午前、午後の2つに分け、簡単にまとめました。


※データは2020年8月17日現在です。諸所間違いがありましたら教えてください。

(2020.8.17 2245修正)



午前の部


A3・4 One Corus

見た目の愛らしいアクリルフィギアや各種グッズなどボードゲーム以外にも目白押しです。U.I gamesとコラボしたコミュニケーションゲーム「ねえねえ無人島に行くなら何をもっていく?」も午前の部はこちらで購入できます。


A7 チャンズファクトリー

地元から参戦。新作カードゲーム「エピソードもりもりカードゲーム」はカードの数値に応じ話を盛り込むコミュニケーションゲームです。


A9・10 珠工房

北海道オコタンべ湖をイメージした「はぐるまざくら」や、ゲームマーケット秋先行発売となる「月奏琴」など見た目も美しいダイスが勢揃い。ゲームマーケットでは毎年長蛇の列ができる人気ブースです。


B1・2  久遠堂

新作ボードゲーム「雪降る街の星あつめ」はボドゲ博初の発売。ミープルネックレスやTシャツなどグッズも豊富です


B4 くらげシステム

本イベント新作「くるくるドーナツ」はダイスコレクションを配したボードゲーム。アイドルがテーマの人気ボードゲーム「ダイスガール」はTrack#9です。


B6 植民地戦争+α

新作「アイヌの大地」など本イベント向けの新作も豪華に取り揃えられています。シンプルながら豪華なコンポーネントと世界観の「公国のペレストロイカ」や、アクションパズルゲームの人気作「マヤる」も頒布されます。


B8 Studio Turbine

「サるシャベる」は無理やりな日本語が楽しいワードゲーム。2019年秋作品「S.U.G.O.I GP」はボードゲーム好きなら思わずニンマリするギミックです。本イベント新作となる「発足(はったり)」にも注目です。


B10 STUDIOアカランタン

新作「原チャリ番長」は昔ながらのボールペンゲームをボードゲーム化した意欲作です。人気作「Re:迷宮」は追加ルールや拡張ルールも豊富です。


C2 スタジオムンディ

2020年の新作は「人類誕生」。先のゲームマーケット2020浅草でも好評を博しました2人専用ゲーム「ナイツポーカー」もご用意。クニツィア博士の登りが目印です。


C5 ぽっとでゲームズ

昨年秋に好評だった、美麗なイラストが奏でるセットコレクション「タテルト」を発売します。


C11 グランドアゲームズ

ネット発売限定だった「軍師軍略」をイベント限定発売。渋めの世界観が特徴的な本格派歴史シミュレーションです。


D1 ラディアスリー

ゲームマーケット浅草でも話題だった人気のFILLIT第2版と同ウッドバージョン。3人で楽しめるFILLIT追加ルールJAMITも要チェックです。


D3・4 88create

2020年春新作「88ice cream」は見た目が可愛いアイスクリームのバランスゲームです。カクテルがテーマの「ノンドランカ」など見た目もお洒落で美味しそうな作品が多めです。

(8.17 修正)

ブースに立たれる方はピンチヒッター「ゲームカフェ 天岩庵」店主。ゲームマーケットの作品を購入するグルm…買い物チキンレース「ゲムマイスターの選択」を頒布します。



D7 Manifest Destiny

新作「ルネッサンスオブアルケミー」は「ラブレター」のカナイセイジさんも認める人気作。春新作『Quo Vadis』他4作品にも注目です。


D9 やすらぎ企画

新作「すげーダイスゲー」「機屋-hataya-」「ジャックたちと豆の木」を用意。何重にもひねりのある変則トリックテイクは、トリテ好きに限らずカードゲーム好きなら必見です。


D11・12 北海道情報大学森川研究室・紅葉くれーぷ

人気作「うんこかと思った」は人気ボードゲームブロガー小野氏も絶賛したパーティゲーム。昨年話題となった「うんたんぽい」「いきなりドラゴン各種拡張」も必見です。


E2 世界のうーベー

人気の地元Podcast「朝までウボンゴ!」MCが北海道ボドゲ博に参戦。謎解き本や人狼イベントを手がける同氏の「世の中にない新しいゲーム」の続報に期待です


E4 株式会社ドラタンキ

個人的注目作は「ぷろぐらむ読み上げかるた」。命令を組み合わせてプログラムを組み立てる新作「あせんぶら」など、プログラミング経験者が思わずニヤリとするカードゲームが揃っています。


E6 natriumlump games

昨年話題となった人気作「マカリョーシカ」は可愛い見た目に反しじっくり考えるエリアマジョリティ 。見た目も美しいパズル「ロンデルラミィ」も思わず目を惹きます。



E12 TUKAPON

会場アナウンスを手がける珠洲ノらめるさんがイラストを担当した2020年新作カードゲーム「ムショの中のアリス」や、ゲームマーケットの作品が入ったお得な福袋、人気のボブジテンクリアファイルは先のイベントでも人気の逸品です。


E10 y5.games

陶磁器タイルを使用する“うっかり系4目並べ”の「パステル」や、HSG_works委託の「メリー!ゴー!アラウンド!」など2020年新作も豊富な本サークルは、ブース見学特典の「エルダス」や、セット購入特典のノベルティなど、立ち寄るだけでも見応えのあるブースです。


F1・2 Cygnus

地元北海道の人気ブース。本イベント限定「Token Tray Octa」は見た目と実用性を兼ね備えた作品。実力派クリエイターが手がけた本イベント限定販売カードゲーム「ろうそくだーせー!だーせよ!」は価格500円です。





午後の部




A2 常磐倶楽部

ボードゲーム「すごろくつくろう」はみんなで作った双六でプレイする作品で、4歳から遊べます。つい空目してしまう「ボードゲームステッカー」はボードゲームファンなら思わずニンマリする完成度の高さです。


A5・6 U.I.games

2020年新作となる「スピルトミルク」。本物の牛乳瓶を振って楽しむ、アクションも楽しいボードゲームです。人気作の「HYDE &SEEK」など豪華なコンポーネントの作品に注目です。


A8 かりかりうめ

美麗かつゴシックな世界観が魅力的なTRPGシナリオ「灰色城奇譚」が頒布されます。今回の北海道ボドゲ博唯一となるTRPGのブースです。


B3 ぼどっこ

2020年春の新作は「疑心暗鬼の小屋」は2人で楽しむ人狼ゲーム。昨年秋の話題作「ヒーローコロシアム」はパッケージの見た目を刮目あれ。来年開催の「アナログゲームフェスタ」の情報もこちらでゲット!



B5 ふうぶつし

ボードゲームサプライの販売を手がける「ふうぶつし」からは、ツイート上でも話題となった「S字マーカー」や、折り畳み式のダイスタワーなど、見た目もユニークな「ボードゲームサプライ」が頒布されます。



B7 しずく道

地元札幌からの出典かつイベント初参加となる本サークル。特殊効果ありの坊主めくり的、ロシアンルーレット系カードゲーム「OWLAND(アウランド)」は完成度の高さに定評があるとお聞きします。



B9 T.K.クリエイター

ファンタジーな世界観の「TORATANU」はセットコレクションのカードゲーム。100枚を超える美麗なカードは、入念に練られた世界観と同様のじっくり堪能できる内容だとか。


B11・12  タクティカルゲームズ

2020年夏の新作「PSYCLE」は、シンプルなルールながら、心理戦にリソース管理が合体したカードゲームです。ドラフトにセットコレクションが加わった意欲作「ツリーラインアベニュー」にも注目です。


C3・4 卓上野球機構

詳細にわたる選手の情報が網羅された野球カードゲームが魅力の作品。「野球シミュレーション」の名にふさわしい詳細なデータはプロ野球ファンならずとも一見の価値ありです。



C6   つぎはぎ工房

「それって死亡フラグですよDX」は8人まで遊べるパーティゲームです(DX、だから各種拡張込みを期待します)。毒リンゴがテーマのチキンレース「白雪姫の誕生日」は関東のボードゲームカフェ 「上野上様」のリメイク作です。


C7・8 双筆

クラウドファンディングにて164%もの支援金を達成した「救全苦集 第二集」は仏教がテーマのカードゲームです。力強い筆捌きの美麗なイラストが目印です。



C10 HLKT工房(へりくつ工房)

今年夏の新作は、制作からわずか100日で仕上げた話題作「あつまれ!異種族テーマパーク」。’19秋新作「あわてんぼうのサンタクロース」「オフトゥンからの脱出」はゆるカワのイラストが目印です。


C12  かわちかい

2020年の新作「ベストレビュアー」は「迷レビューが生まれるカードゲーム」のキャッチコピーが気になります。昨年秋の新作「ディー・アングル」は咄嗟の判断力が試される大喜利型コミュニケーションゲームです。


D2   一撃堂

人気ボードゲームVtuber「きたこしさん」が迎える一撃堂では、同コンテンツでも人気を博したお手軽カードゲーム 「ちぇいにんぐ」や、ワイワイ楽しい「写ってるかも?撮ってるカモ!」も頒布されます。


D5・6   DIY卓屋

地元札幌からの出展です。創作漢字を作るお手軽大喜利ゲームのリメイク「ピッ漢」はイベント販売初となる新作です。昨年春の「大題喜利マッチ」や、ダイスアクションが目を引く「カーリングダイス」などにも注目です。


D8 鷹巣堂

ジャレド・ダイヤモンド好きには「?!」と思わせる新作「銃・病原菌・ダイヤモンド」は短時間で楽しめる心理戦カードゲームです。旧作「第二のゴリラ」、どちらもイベント特価1000円です。


D10   ラブリー会

地球の危機を救うため「あの」ヒーローたちが続々参戦。2020年新作「ヤベンジャーズ」は委託先も僅少なボードゲームです。手作り感溢れる話題作豊富な「るりるりゲームズ」様の委託もこちらからです。


E1 ClaGra・バナナムーン

「たった今考えたプロポーズの言葉を君に捧ぐよ」も話題の地元北海道の人気サークル。今年は「ビストロフリップ」などの作品を手がける「バナナムーン」とタッグを組みました。


E3 番次郎書店

2020年夏の新作「PowerPointで作る ボドQレシピ」はテレビの人気コンテンツを作るためのレシピ本です。Twitter上で更新中の4コマ「ボドびよ。」最新7巻も見逃せません。



E5 Cuzumi書房

サークル初参加となる本サークル新作は「宿題押し付けあいバトルカードゲーム」情報は少ないですが、動きのあるイラストからアクション性の高いゲームを想像できます。今後の情報に期待大です。


E9 ライブレイジ

2020春新作「将棋クラッシュ」が満を辞して登場。ついたてで遮られる中での手の読み合いが悩ましい作品です。めんこがテーマの「プロレスEX」はプロレスファンの方に注目して欲しい作品です


E11   Club BLACK

0.5から3期連続出場となる常連ブースは地元札幌から。最新作はシリーズ3作品目となる「ハッピーハムスター BATTLE OCEAN」。先着購入者特典となる「ヌヌこ日和特製カメラカバー」も愛嬌たっぷりです。



F3・4 BGM 盤上遊戯製作所

新作「ボードゲーム工場」は、話題作「ボルカルス」にも携わったクリエイター上杉真人氏がデザインした実力派。ボードゲーム制作を考えている方には嬉しいブランクチップなどの販売も。


F6 NSGクリエイト

新作「はんかくさいツアー計画」は北海道ボドゲ博限定頒布の作品となるカードゲームです。個人的には相手の好みの違いも楽しい「突撃!今夜の晩ごはん」もオススメです



限定品あり、福袋あり、欲しいボードゲーム は見つかりましたでしょうか。

チケットは前売り制で販売中です

https://t.livepocket.jp/e/yf89f


皆様とお会いできますことを楽しみにしております。






2020年8月16日日曜日

イベントっていいな♪ ゲームマーケット出張版浅草2020参加レポ

  8月16日日曜、浅草の東京都立産業貿易センター台東館にて「ゲームマーケット出張版2020浅草」が開催されました。


 2020年大阪、春、以来となる久しぶりのイベント、行って来ました。そのレポート記事です。


1 待機列の様子

2 いざ、開場

3 感染症対策について

4 室内の様子

5 終わりに(イベントって、いいな)



1 待機列の様子


 この日の浅草は36度を超える猛暑日となりました。

 会場となる4階へは、密を避けるために階段を利用するよう促されました。

 事前に購入したチケットには「1時間〜15分前に到着」をお願いする言葉がありました。

 私の入場時間は11時30分。

 スタッフによる非接触式検温とアルコールスプレーによる除菌が行われ、そのまま待機列へ。特に当日購入の列が区分されたわけではありませんでしたが、大きな混乱は見られなかったように感じます。


 待機列を形成する広いスペースには、等間隔で養生テープが貼り付けられていました。

 約30センチのタイル4枚分の間隔で、私が並んだ位置は一列目の半分くらいの列でした。ザッと目算で30番ほどだったかと思います。


 待機中にスマートフォンの電子チケットをスタッフに見せ、スタッフはスタンプ上のデバイスで画面をタッチすると「入場しました」の烙印が押されました。アナログっぽくて素敵です。



 私は念のため、マスクにフェイスガードを装着して並びました。

 周囲を見回すと、全員がマスクを装着し、友人連れやカップルの参加も目にしましたが、会話は控え目で待機列は至って静かでした。


 入口で配布されたパンフレットに目を通します。




 観音開きのパンフレットには、開いたページにウィルスに関する注意喚起。QRコードは厚生労働省の「喉エチケット」のページにリンクします。

 こうした配慮は、大変ありがたいです。


 見開きには全体マップ。





 しばらく待つと、一列に約40人ほど並ぶ列には、入場直前ともなると4列目が埋まり、5列目の先頭まで伸びていました。



2 いざ、開場


 「いつものアナウンス」で「第3部、開場です」のアナウンスが流れます。

 大きな拍手でスペースに入ります。こちらもゲームマーケット「ならでは」。

 久しぶりの拍手に心踊りました。


 当日は遠方から出展予定された2ブースが参加辞退、テーブルはそのままに「参加辞退」のシートが発布されていました。


 入場直後の様子ですが、特に「このブースに長蛇の列」は見かけなかった印象です。


 私も早速、目当ての作品を購入に回りました。

 いくつかを簡単に紹介しますと、


 アークライトは世界的話題作「evolution」の先行発売と、先日発売されたばかりの新作ミリオンヒットメーカーを。

 oink gamesは話題作の他に、オンラインショップ発売のデザイナーズノートやピンバッジなど発売。

 グランディングは話題作「街コロ」2作目『通』を先行発売。

 ディアシュピールはボードゲームPodcast『ほらボド!』とタッグし、名作の新品、中古販売を。

 ラディアスリー、AHCブースでは両作品購入の方に『斯くして我はFILLITに成れり』『JAMIT』のルールブック入りクリアファイルを。

 OKAZU brandは春の新作5×5zoo、スージィQなどを発売。さらに大変豪華なカタログを。

 ozplanningはこちらも『ゴリラ人狼』とのコラボレーション作「赤い扉とゴリラの鍵」を。

 ボドっていいとも!では春新作「筋肉祭人狼」や、ゴリラ人狼マスターバッジの販売を。

 JELLY JELLY CAFEではネスターゲームの各作品を。さらに購入された方にはオリジナルトートバッグを。

 TUKAPONでは人気のボブジテンクリアファイル、今夏発売された「ムショの中のアリス」、そして今年春には叶わなかった『ゲームマーケット作品詰め合わせ福袋』の販売を。

 スタジオムンディは新作「人類誕生」を。こちらは北海道ボドゲ博2.0でも販売される予定です。


 どのブースも目白押しで楽しかったです。(全てを紹介できずすみません…。)


3 感染症対策について


 改めて今回の感染症対策を確認します。


 各ブースの通路を隔てた距離は先ほどのタイルで8マス分(240cm)、机の後部(バックヤード)も7、8マス(210cm、240cm)、加えて机は密接せず、測定は憚られましたが各ブースの間隔もしっかりと確保されていました。

 スタッフの方はいつもの「オレンジのはっぴ姿」に加え、マスクとフェイスガード。ネームプレートには本名が記載されていました。

 運営中も常に数名のスタッフが巡回しておりました。

 もちろん声かけもマスク越しです。

 各ブースの対策はまちまちで、前面に飛沫防止シートを貼るブース、手袋や自前のフェイスガードを装着するブースなど様々に工夫されていました。



4 室内の様子


 いつもの人の賑わいも控えめだったからか、空調は大変快適でした。

 とはいえ、長時間のマスクとフェイスガード装着はやはり辛いものがあり、ブースの中の方も汗まみれになりながら説明をされていました。

 出口のすぐそばに自販機と簡易休憩スペースがありましたが、そこにも人は絶えなかったように見えます。

 そのほかは、大型ポスターあり、新作披露あり、コスプレあり、と、試遊が無い中でも、各ブースが創意工夫し作品の魅力を伝える姿が印象的でした。

 会場や規模は違えど、いつもの「ゲームマーケット」の楽しさを十二分に堪能できました。


 終了の5分前と終了時間には、こちらもいつもの『ゲームマーケット』のイントネーションでお知らせのアナウンス。そそくさと退出致しました。

出口付近から少し中の様子を伺うと、次の時間に向けて、休むまもなく、簡単なミーティングと準備が行われているように見えました。



5 終わりに(イベントって、いいな)


 私がイベントへ参加する理由のひとつに「対面でのやりとりの楽しさ」があります。

 今回は来場者として、制作を手掛けられた方に直接「あのボードゲーム 、すごく面白かったです!」の気持ちを伝えることができました。

 「面白かったです!応援してます!」

 『今作もさらに面白くなってます!ぜひ遊んでください!』

 文字に起こすと本当に他愛無いやりとりですが、このわずか数文字のやり取りがあるからこそ、私はボードゲームの楽しさがますます刺激されます。

 オンラインでは思うように叶わなかった、まさに「対面のイベントだからこそ味わえる楽しさ」です。


 今回45分という時間の中でしたが、一通りの買い物を済ませた後は、各ブースに御礼に回る(そこで予定外の買い物をすることもしばしば)時間も十分に充てられました。


 試遊もなく、ブース数も比較的少なかったからか、全体をのんびり3周くらい回ることができました。

 購入するだけなら少し長い、交流を図るには少し短い、そんな45分だったように感じます。


 いまだ予断を許さない状況の中、対策を入念に行った上で開催された本イベント、帰宅の途に着きながら「やっぱりイベントっていいな。」と、改めて実感しました。


 その気づきを与えてくださった今回のイベント運営スタッフ、出展各サークル様、そして来場されました全ての方々に大変感謝致します。

 

 私も来週開催の北海道ボドゲ博2.0に向けて、整えるべき準備を十分に整え、来場された方全員に「楽しさ」を提供できるよう頑張ります。




2020年8月4日火曜日

笑顔の報酬 第2回静岡アナログゲーム祭り備忘録

事実を見るようにする。
真実を口にしてはいけない。
真実はよく、うそつきが口にするもの。
(引用:糸井重里著「羊どろぼう」より)


・・・

 いくら何でも馬鹿げているとは思う。
 いくら「一期一会だ」とはいえ、間髪を容れず、まして時期的にも「長距離の旅程は控えてしかるべし」といった情勢の中、事もあろうに「2週連続の長期遠征」は流石に自分を酷使しすぎだ、と、いつものように事を終えた頃に反省する、相変わらず何も成長しない僕。

「無理せず体調を整える」
 先週開催された大阪の盤祭Re-3rdから帰宅した僕は、作業のペースを自分なりに落とし、目の前でできることだけを粛々とこなす、そんな日々を過ごしていた。
 同時に、盤祭の主宰を務めたコロンアークの「たなやん」さんに感化され、僕は休んでいる間中、必死になって本コロナ関連の情報(決してマスメディア等ではなく、論文等を中心とした確かな筋の情報)を読み漁り、静岡のイベントに向けて処置・対策を整えることにした。


 7月末、静岡県はウイルスの警戒態勢を「4」へと引き上げた。

(参考:警戒レベル「4」に引き上げ、県内移動「警戒」静岡県知事「拡大抑止へ重大な局面」2020年7月28日静岡新聞SBSより)
 同記事によると、「レベル4」とは、外出禁止や休業要請が発令される「感染まん延期」の一歩手前、休業要請・不要不急の外出を呼びかける段階だ。

 政府が推進した「Go toキャンペーン」の影響も相まって、県内外を問わず様々な意見で賑わう。
 静岡県のフォロワーさんも多い僕のツイートには、しばらくそんなイベントに対する不安の声がTL上を飛び交っていた。
 全国的なウィルス感染者数の上昇もあり、僕は出発直前まで本イベントの出展の可否を決めかねていた。

 結果として参加に踏み切った僕は、本イベントに出展する何らかの「想い」が心の中に潜んでいることに気がついた。
 その正体が何かについて、当時は把握することができなかった。
 現地に行けば、参加をすれば、きっと答えの欠片が見つかるかもしれない。

 希(まれ)なる望みで文字通りの「希望」を乗せ、僕はまた西へと向かうことにした。



 7月31日金曜、AM11時
 この日の新横浜駅も人影はまばら。夏休み初日だというのに、家族連れどころか大きなスーツケースの旅行客もなく、ノートパソコンを抱えたビジネスマンが数名点在する状況だった。
 定員100名ほどの乗車シートに5、6名の人間を抱えた新幹線こだま号は、何事もなく静岡駅構内へと滑り込んだ。
 この日も気温が30度を超える静岡市街地。
 水分だけはしっかりと補給しつつ、この日はまず市内に位置する老舗玩具店「百町森」様へと向かった。

 子ども向けのおもちゃが並ぶ店内では、ベビーカーを引いたお子さん連れの夫婦が店内のあちこちに目を向けていた。
 ボードゲームのコーナーを漁ると、見たこともない作品が数多く並ぶ。
 「タコツボ」というアブストラクト作品を手にし、僕は一路、会場となる静岡県藤枝市、藤枝市文化センターへと向かった。

 駅から程近い場所に位置する「藤枝市文化センター」は、約半年前となる12月、第1回アナログゲーム祭りが開催された会場でもある。
 いくつも荷物を抱えた僕は、汗だくのままロビーに腰掛け、18時の会場設営を待つ。
 メンバーは主催の弓路さん、光河さん、ぶんぶんゲームズのあとりさん、ナガイさん、久遠堂の久遠さん、お隣ブースの「ジェーンとマトン」さん夫妻ら数名の有志だ。

 予定の倍の衝立が用意され、成人男性の高さ付近となるよう、ラップ状のフィルムが設けられた。
 机前方1メートルの位置にはソーシャルディスタンスが保たれるよう基準となるテープが貼付されている。



 

 遠方から眺めると、さながらRPGのラストダンジョンらしき様相だ。


 最終的な会場配置は以下の通り。


 ブース配置は一部変更され、ステージ上の「ぶんぶんゲームズ」は無くなり、当日の運営スタッフへと回った旨を伺う。
 番次郎書店ブースもB1a→A1aへと再配置された。
 恐れ多くもこちらは「ゲームストア・バネスト」が配置される予定の場所だ。

 後日回ってきた公式ツイートによると、当日まで出展ブースは総勢28ブース、出展辞退は8に上った。
 その中には、ゲームストア・バネスト、妄想ゲームズ、ノスゲム、等の有名・人気ブースも並ぶ。
 参考までに、7月26日開催の盤祭Reー3rdは20サークル(出展辞退の数含む)8月16日開催のゲームマーケット浅草は28サークル(2020年8月4日現在)となっている。


 1時間半ほどの時間を会場設営に割き、次は自分の担当するブースへと向かう。
 前回の盤祭と同様、長机の半分ほどのスペースだ。


 小一時間ほど時間をかけて準備を整え、念のため、本番と同様の服装に着替えることにした。
 大きな布製のマスク、デニムのエプロン、頭には手拭いを巻き、ビニールの手袋やフェイスガードも装着した。
 第一印象として、非常に蒸し暑い。



 会場設営後、この日は有志を募り、名物「さわやか」のハンバーグを堪能することにした。
 遅い時間の来店とはいえ、人気店舗の「待ち時間1人(この「1人」が我々グループのため実質は0人)」の表示を目にできるとは。



  肉汁溢れるハンバーグを口にしながら、僕は参加の意思を表明したは良いものの、決して大手を振って参加できないことへの一抹の寂しさを覚えた。
 イベント開催中も常に一触即発、少しでも判断を見誤ると、クラスタ発生に端を発し、ボードゲーム全体を含めた何もかもが「なし崩し」となってしまう。
 そう考えた途端に、僕は身体中の震えが止まらなくなった。
 美味しいはずのハンバーグもいまいち喉を通らず、僕は暗澹たる気持ちにかられながら店を後にした。
 

 翌朝は気持ちの良いくらいの好天に恵まれた。日中の気温も三十度を超えると予報される。

 荷物を手に、再度藤枝市文化センターへと向かう。


 昨日の「完全防備された」服装に着替えつつ準備を整える。
 室内は内部の空気を外部に排出する仕組みらしく、自分の想定したような空調は効いてはいない。
 布マスクの装着時間は、朝10時ごろから数えて丸8時間程だっただろうか。
 通気性に加え、ゴムが耳元に食い込み痛みが走った。ノスゲム制作の「忍者ネコマスクフック」が本イベントでも活躍を見せた。
 次回イベントの際は、より通気性の良いマスクを持参しようと誓う。


 参加各サークルも、直接触れることなどが制限された今回のイベントに向けて、各種の創意工夫を凝らしていた。
 一部を紹介したい。
「カエルの王国」などを手掛けたイオピーゲームズはオーバーレイを自前で用意し、フィルムに直接値段等を記載するなどを行なった。
「88ICE CREAM」などを手掛けた88createの小林さんは、値段表の横に作品紹介のブログへリンクするQRコードを記載した。

 お昼前、本イベントの目玉でもある「マグロ丼」を頬張った。
 綺麗な「さし」が入った肉厚なマグロは、噛むほどに旨味が滲み出る。

 

 昨年も人気を博したマグロ丼を、各人が黙々と口に運ぶ。
 「美味しい!」「旨い!」本来ならそんな感嘆の声が飛び交っていたのかな、と、妄想するも、すぐさま払拭した。
 開催直前に気持ちをマイナスへ持っていってどうする自分。

・・・。

 12時。拍手とともに開場の時間を迎える。
 ブース越しに見える入場直後の様子は、目的の作品目指してダッシュする、といった姿もなく、少しずつ、ふわり、ふわりと来場者が溶け込むような姿に映った。

 スペース隅に控える我が番次郎書店ブースは、前回同様、呼び込みも声掛けも「なし」だ。

 とはいえ、前回の反省をきちんと踏まえ、今回はフリーペーパーやチラシを配るアイデアを実践した。
 声を控えめに、手持ちの「#ボドゲフリペ」や「駒の時間」のチラシなどを、通りすがりの参加者らに手渡しつつ、「よろしくお願いします」と小声で添えた。

 人通りは終始一定で、観察する限り、少ない時でも10人ほどの来場者が場内を散策された様子だった。
 その中には、人気ブロガーの双六小僧氏や、人気YouTuberの「わんサメチャンネル」のわんわん氏らも含まれていた。

 会場内は先のぶんぶんゲームズの方々をはじめ常に3,4人の運営スタッフが、防犯・防疫の観点で監視の目を光らせていた。
 マイクを通じた全体アナウンスで、マスクの着用など注意を促した点も大変ありがたかった。

 チラシ配布の効果もあり、少しずつ来場者の手にわたる僕の作品。
 ボードゲームのイベントで、ボードゲームでもクイズでもない、そんなイレギュラーな作品を受け入れてくださったことを、改めて主催の方に感謝したいと思う。

 時間とともに、僕のブースにも人が集まり始め、ボードゲームでもクイズでもない「作り方の本」を不思議そうに眺めながら、多くの来場者が動画クイズに挑戦してくれた。
 シート越し、ガード越しでも十分に楽しめる今回のアトラクションは、今後もさらに活用できる手段であることを実感できた。


 時刻は15時を回る。
 フェイスガードは時折汗で曇り、湿った布マスクは汗を吸ってぐっしょりと濡れたため、すぐに替えのものを装着した。
 ビニールの手袋を外すと、まるで長風呂に浸かったかのように両手が白くふやけていた。
 水分補給のためにと用意した経口補水液は、心なしかレモネードのように感じるほど喉の乾きを体が訴えていた。
 近くの自販機に走り、数本のジュースをがぶ飲みする。
 1時間が長い。
 もちろん販売できる時間は1分でも長い方が嬉しい。
 しかしながら、30度近い場内の気温は、僕の甘すぎる目論見をよそに、否応なく体力を蝕む。
 前回「盤祭Reー3rd」では雨天だったことも幸いし、室内の密度に比して室温はそれほど上がらなかった。
 完全に僕自身の見積もりの甘さが露呈してしまった。


 17時、ようやく閉会の拍手が鳴り響く。
 頒布できたことそのものより、なんとか閉館時間を迎えたことの安心感と嬉しさが胸に込み上げてきた。
 倒れ込むようにパイプ椅子へと座り込み、周囲に注意を払いつつフェイスガードを外すと、額からは玉粒のような汗が流れた。
 軽い脱水からか、体は疲労に苛まれ思うような動きが取れない。
 場内のパインサイダーを貪るかのように飲んでいると、手の空いた有志が会場の撤収を開始し始めた。

 

 粛々と撤収作業が行われる。
 ビニールが剥がされ、衝立が取り払われ、場内は文字通り「雲散霧消」を示すかのように元の佇まいを取り戻した。
 


 急な空腹を覚えた僕は、そそくさと会場を後にすると、「来場します」とツイートされた静岡のGameCafe BINGOのオーナーの元へと向かった。
 

 店内では常連客と思しきグループが、部屋の奥でワイワイとボードゲームに興じていた。
 店長としばし会話するも、疲労からか、お互いの暗い話題しか口に出ない。慌てて僕は「イベントは楽しかった」「ウイルス対策はバッチリだった」とプラスの話題を切り出した。
 奥のグループの一人がこちらに気づき、昨年第1回も僕のブースに立ち寄った旨、クイズを楽しみにされた旨を話してくれた。

 帰りの新幹線の時間が迫り、何度もお礼を述べつつBingoを後にする。
 事前に耳にした地元名物のおでんや桜海老が恋しくなったが、万が一のことを考え、泣く泣く駅売店の弁当を手にとった。

 


 帰りの新幹線に揺られながら、改めて今回のイベントを振り返った。

 
 本状況に関する数多くの意見がやり取りされる中、それでも開催に踏み切った運営各スタッフ。
 その気持ちを踏みにじらないよう、来場者、出展者、それぞれが工夫された、終わってみれば、そんなイベントだった。

 これからどうなるのだろう。
 しばらくは、こうした制約のあるイベント運営を余儀なくされるのだろうか。
 そうと思うと同時に、僕はほんの半年前に過ごしたはずの日常が遥か彼方へと遠ざかったように錯覚し、深くため息をついた。

 全参加者、そしてSNS越しに注目されたであろう非参加者、双方の不安が交錯する中、「感染者がいても感染しない、感染者であっても感染させない」を合言葉とし、開催に踏み切ったイベントスタッフ。
 その期待に応えたい、という僕の本心は、果たしてホンモノだったのか。
 僕は今一度「そうまでして物を売りたかったのか」を自分に問うた。
 その結論は、僕の中で終始を通じ揺らぐことはなかった。
 僕は物を売ることを通じ「相手の喜ぶ顔」が見たかったのだ。
 
 作品を紹介し、内容を伝え、相手が気に入った作品を手渡すことができたときの、相手の満面の笑顔、嬉しさ、それらはマスクやフェイスガードを装着しようとも、肌感覚で直に伝わるものだ。
 そんな相手からの「笑顔」を間近で感じるられたことが、殊更一人でこもりがちの作業が続く僕にとって、何事にも変え難い報酬だった。

 加えて、当日は同窓会にでも出席したかのような、出展者同士の他愛ないやり取りや近況報告、イベント来場者同士の会話、それらを通じ目にすることができた「相手の笑顔」が、僕にとって何よりの報酬に感じたのだ。

 褒められたら(調子に乗って)伸びる、そんな単純な僕の性格だからこそ、イベント当日に直接やり取りすることのできた「笑顔の報酬」を手にした瞬間、次へのモチベーションが飛躍的に伸びる。 
 僕が無理を承知した上でも出展に漕ぎ着けた本当の意味が、どうやらその辺りに眠っていることを自覚した。

 会話を控え、接触を最小限に、距離をきちんと保ち、最大限の予防に従事する。
 そうした制約の中、お互いが直接「笑顔」をやり取りし、自らの、ひいてはイベント全体の「次へ」と、新たな道を切り開く「糧」とすること。

 机上の計算やオンライン上では弾き出すことのできない、僕が真実ではなく「事実」を通じ学び得た今回の教訓だ。
 うん、やっぱりイベントって、面白いよ。



 23時を回りようやく家路へとたどり着くと、薄暗い部屋の明かりから、いつもの作業場が僕を出迎える。
 笑顔という名の報酬は十二分に頂戴した。
 次はこの報酬を糧とし、各種イベント等へとバトンをつなぐ番だ。
 それまでは、己の中の創作の火を、絶やすことなく灯し続けることにしたい。

 蛇足ながら、現実は「拡大再生産」のような、頑張りに応じた見返りが必ずある、とは言い切れない。
 けれども、すべてはそうだとは断言できないのではないか。
 その一つが笑顔ではないのかな、と、今更ながら振り返る。



・・・



追伸
 盤祭Re-3rdから早10日、静岡アナログゲーム祭りから3日が経過した現在まで体調は良く、cocoaによる感染も「接触なし」と現れていることを補足します。




胎動 アサシュピール2020秋出展記

  1.はじめに  11月14(土)15(日)に開催されますゲームマーケット2020秋、その告知等も兼ねた事前体験イベント「アサシュピール2020秋(以下:アサシュピ)」に出展者として参加致しました。  今回は全体の概要から良かったことなどを、あくまで私の主観としてまとめたいと思...