番次郎の盤上万歳!!: ボードゲームのパフォーマンスを最大限に整えるための食事の在り方の一考察

2017年6月20日火曜日

ボードゲームのパフォーマンスを最大限に整えるための食事の在り方の一考察

まずは謝罪。
本来なら、今話題のあぁぁぁんなことや、こぉぉぉんなことを記事にしよっかなーなどと画策し、一旦したためてはみたものの、やはり平穏無事をモットーに掲げる当ブログに於いて、かように危険極まりない記事は御法度と判断し、急きょ内容を差し替え、今回は「ボードゲーム中の食事」について研究する運びとなった。
すなわち夏だけに「置きにいった(沖に行った)」のである。

どうも私は、ボードゲーム会の最中に食事をとるタイミングを逸してしまう。
周囲の流れに従って一緒に食べに行けばいいものを、一分一秒でも長くボードゲームを遊びたいという気持ちが残り、皆がお昼休憩にコンビニへ出かける隙間を見つけては余った誰かとボードゲームを広げてしまうのである。
案の定、会の後半からはエネルギーが枯渇し、さながら「燃えかす」のように心神耗弱した状態でプレイすることもしばしばである。
楽しむというよりは、こなす、という感覚に近い。
それではいかん。きちんと補給しつつ、適宜休憩し、心身ともに常時万全の状態で盤面に向き合うからこそ、ボードゲーム本来の面白さ、楽しさを存分に享受できるというもの。
いわば100kmマラソンと同じで、補給もせずに走りきったところで誰も褒めてはもらえない、さながら「100kmは補給に始まり、補給に終わる」と言っても過言ではないぐらいです」とのこと。(岩本能史著「100kmマラソンは誰でも快走できる」より)
早速、関係書籍を読み漁り、パフォーマンスを最大限発揮するための疲労回復法について研究することにした。

まずは脳疲労の問題だ。
下園壮太著「35歳クライシス」によると、将棋の棋士は対局中、フルマラソン走破に匹敵するエネルギーを消費するのだという。
将棋で食事、といえば、ひふみんこと加藤一二三九段などが対局中に食事をとるシーンが容易に想像できる。
西加奈子著「ごはんぐるり」にも以下の記述で紹介されている。
「特にお世話になっているのが、チョコレートだ。(中略)真面目に原稿に向かっていたら、たまに、とんでもなく集中するときがあると、脳みそがぐるん、と、後ろに「回る」ような感覚に陥るときがある。(中略)そういう時は、何のことはない、脳の糖分が不足しているのだ。常備している板チョコをぱくり、と食べると、どうだ。チョコレートの甘さがみるみるからだを駆け巡って、それこそ、脳みそにぎゅーん、と浸透していくのが感じられる。力がわいてくる、というのだろうか。ああああああああ、と叫びだしたくなる。」
また、漫画の世界ではあるが、「将棋めし」という漫画も連載されていたり(松本渚著)、デスノートのLも普段から脳の栄養補給と称し、甘いものを口にするシーンを目にしたりなどの印象がある。
もちろん脳のエネルギーとして必要な成分は「糖質」であり「糖分」ではない点も補足しておく。(「あなたは半年前に食べたものでできている」村山由佳著より)

各種書籍を勘案し、疲労を本格的に回復する最も効率の良い食べ物を考察した結果、「サラダチキン」という結論に至った。
「すべての疲労は脳が原因」(梶尾修身著)「疲れやすい人の食事は何が足りないのか」(森由香子著)等、様々な書籍に記述されていたこの鶏胸肉ことサラダチキンは、イミダペプチドと呼ばれるアミノ酸が疲労回復効果につながるとされている。
高タンパク低脂肪な点に加え、コンビニでも入手できる点も大きな利点だ。

次に水分補給の観点。
目的は大きく二つ。集中力の持続を含めた栄養補給と、給水によるパフォーマンスの持続だ。

集中力を高めるにはカフェインが良い、と一般には言われているが、果たしてそうだろうか、まずはその点から考察したいと思う。

旦部幸博著「コーヒーの科学」によると、同書籍の中で、カフェインの中枢興奮作用で頭の疲れが軽減されて成績が上がるという実験結果を取り上げはするものの
「ただし、これはあくまで単純計算の繰り返しでの話。それまで解けなかった難問の答えをパッとひらめくわけではないですし、コーヒーを飲めば勉強しなくても試験で良い点が取れるなんてこともありません。また、大量に取ると不安や焦燥感が強くなり、落ち着いて考えるのを却って妨げる場合もあるでしょう」
と補足する。
しかし
「カフェインは想起には影響しなかったものの、記憶の定着を強化すると報告されました」
とも加える。まだ研究段階ではあるが、興味深い記述だ。
また「科学的に元気になる方法集めました(堀田秀吾著)」によると
「コーヒーに含まれる香りの成分には活性酸素が含まれており、これが破壊された脳細胞を呼び戻す効果があることから、リラックス効果が含まれる」
という実験結果も見つかった。

これらを総じて、コーヒーの飲み過ぎは興奮作用を伴うが、適宜摂取することにより、パフォーマンスの維持向上となることが理解できた。

次に給水の観点であるが、先のコーヒーやお茶などはカフェインが含まれている。カフェインには利尿作用も含まれているため、多量に飲用すると、いわば常時大量の汗をかいている状態となり、エネルギーを消耗する一方である。トイレが続けばゲームのテンポを妨げることにもつながるので、やはりカフェインの常飲は控えたほうがいいのだろう。

ミネラル補給、水分補給、エネルギー補給、これらを一手に担う飲み物を考察した結果、たどり着いた結論が「牛乳」に行き着いた。
牛乳ならばカフェインは含まれておらず、カリウム、ナトリウム、カルシウム、鉄などのミネラルも豊富、無脂肪のものを選べばカロリーも抑えられる。もちろんコンビニでも入手が容易だ。

飲食に関し注意点がひとつ。会場内での飲食が制限されている場合である。
一例を提示すれば、各地のゲームカフェでは基本的に持ち込みが禁止されている。また、すごろくや主催のす箱のイベントでは、飲み物は指定された自販機のみOKである。事前に確認しておいた方が良いだろう。



最後に、
ボードゲーム中に補給することは、ゲーム中はもちろん、家路まで安全に帰宅する意味も込められている。
山梨市でボードゲーム会「BGの集い」を主催するちくわさんは、会を締める際、必ずこの言葉と用いて参加者に注意を促す。

「家に帰るまでがBGの集い」
そう、ゲームが終わったので補給も終わり、ではなく、きちんと帰宅できてとこに着くまでが、補給の真のあり方と言えるのだと実感する次第である。

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