番次郎の盤上万歳!!: 僕が「BoardGameQuiz」に込めた想い

2017年11月27日月曜日

僕が「BoardGameQuiz」に込めた想い

先日、東京・品川のボードゲームカフェ「天岩庵」様において、ボードゲームプレイベントが実施されるというので、私も出展者の一人として足を運んだ。

私の頒布するものは「BoardGameQuiz上・下巻」、ボードゲームに関するクイズを取りまとめた小冊子だ。



当日は、ゲーム体験会は新作のボードゲームに興味を持つことに加え、私の積極的なアピールが足りなかったことも相まって、それほど多くの参加者様に体験された、とまではいかなかったが、それでも体験された方からは「面白かった」という声が上がり、結果として満足いくものと言えた。

そんな、待ち時間での話。

待合の中、私は他の参加者に対しても「どうです?どうです?」と(少々うざったく感じるほど)クイズを勧めて回った。
早押しボタンを手に取り「問題!」と声をあげ、ピンポンのチャイムが鳴るたび、一部の視線はこちらに傾注する。

すると
「じゃあ、僕からも問題!」
「俺も問題!」
「これ、わかるかな?」
あちこちから問題の声が上がる。それに対し、答えたり、答えを聞いて「ヘェ〜」の声が上がったり。
待合が一時、「クイズの出題合戦」という状態となったのだ。


そろそろ、少し話す頃だと思う。

私はこの小冊子を「書籍」ではなく「ボードゲーム」と言って憚らなかった。


かつて「話の泉」という古いラジオ番組があった。(リンク先参照)
視聴者から寄せられた難問・奇問のクイズに対し、賢者の方々が答える、日本で最初に放送されたクイズ番組と呼ばれる。
この番組の人気は、当時として破格の賞金などもそうだが、賢者として登場した方々が実にユーモアたっぷりのトークを繰り広げることでも知られた。
寄せられた問題から「俺はこうだ」「実はこれもあるんだ」などのあちこちに派生するユーモア溢れるトークでも話題となった。
まさにタイトルのごとく「話の湧く“泉”」だったのだ。

小冊子を作成するにあたり、一番気を使ったこと、
それは「ボードゲームとどれだけ近似できるか」だった。

ニフティ・ニュースがかつて調査した「ボードゲームの良いところ(2017年1月27日)」によると、そのベスト10は

1位 室内で遊べる
2位 手軽に楽しめる
3位 家屋みんなで楽しめる
4位 老若男女誰でも楽しめる
5位 大人数で楽しめる
6位 電気を使わずに遊べる
7位 ルールがわかりやすい
8位 コミュニケーションになる
9位 いつでもどこでも楽しめる
10位 頭を使う

以下、性格・人間性が出る、戦略や読みあいがある、対面ならではの緊張感がある、ルールがいじれる、と続く

これらボードゲームの良さを抽出し、できるだけ今回の小冊子に練りこむ、
仮に、それらが可能ならば、この小冊子は「書籍」ではなく「ボードゲーム」へ、すなわち、これまで「書籍」という媒体では成し得なかった「ボードゲーム」としての良さを持つ新たな媒体へと変貌を遂げるはずだ。

できる
僕ならきっとできる

「根拠のない自信を持て」
これは島本和彦先生の名言だ。
ボードゲーム歴の浅い私でも、何かできること、きっとあるはず。
半ば押し切るような形で、私は今回のサークルカットに、こんなメッセージを寄せた


「読むボードゲーム、あります。」


早速問題作成に取り掛かる。
現存する「ボードゲームBOT」の問題をそのまま流用しただけでは、とてもじゃないが、難易度が高すぎる。我ながらよくぞここまで難しい問題をこさえたもんだと感心するほど、高難度問題を量産してしまったのだ。

クイズは楽しむべきものだ。その第一義を忘れてしまってはならない。

最初に手をつけたことは、問題の難易度を上手く調整することだった。
そのおかげで、大事な9月の半月を、問題文の推敲作業に当てることとなった。

出来上がり
こうして持参した各所では、先のような「問題の泉」が、あちこちで湧き上がった。
泉が泉を呼び(まさに「呼び水!」)、次から次へ、その知識欲を駆り立てる連鎖反応が生み出されている。
そんな手応えを、私は今、肌身で実感している。

この小冊子を手にされた方が、「知識の甘い泉に、多くの蛍が集う」ような、そんな体験をされたならば、製作者としてこれ以上嬉しいことはない。



小冊子「BoardGameQuiz 上・下巻」は、ゲームマーケット日曜、番次郎ブースにて1冊500円で頒布致します。

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