番次郎の盤上万歳!!: 「おかげさん」が言いたくて〜小冊子を配る日々〜

2018年1月15日月曜日

「おかげさん」が言いたくて〜小冊子を配る日々〜

年末から思い立って、私の小冊子「ボードゲームクイズ」を関係各位に配り歩いている。

「小冊子にお名前を拝借致しました。ご迷惑をかけたお詫びに、どうか受け取ってください」
そんな名目で、方々に、無料で配り回っている。

妻にはいつも渋い顔をされる。
せっかく丹精込めた商品を、タダで配り歩くことに対し、プライドはないのか、自分を安売りするのか、といった理由だ。

私は、小冊子を手渡す際、必ず「感謝の言葉」を添えることにしている。

この小冊子は、単に私の力一人で出来上がったわけではない。
多くの方の作成された資料、冊子、書籍、他愛もないツイートや会話に至るまで、ありとあらゆる情報をかき集め、完成した代物だ。
私一人の力では、とてもじゃないが、ここまでのし上がったわけではないだろう。
それは問題の一問一問だけではなく、完成後手にして頂いた方々はもちろん、「面白い」とツイートされた方々、そして心からボードゲームクイズを楽しんでくださった皆様の力添えがあってこそ、だと心の底から思える。

「おかげさまです」
中国陰陽道において、普段、陰で目立たない存在こそ、陽、すなわち太陽の明るい存在を相対的に明るくするのだという。
陰の存在に感謝する心
それが「お陰さま」の心だという。
「縁の下の力持ち」
日本にはもっと便利なことわざがあるじゃないか。

小冊子を手渡す際、私の口からは、感謝の言葉がとめどなく溢れ出る。
「まだまだ問題にしたい箇所はありました」
「○○の料理って、美味しいですよね」
「雰囲気がいいお店に、自ずから人は集うと言います」
時を忘れ、向こうが根負けするほど、褒めて褒めて褒め倒した頃、私はそっとお店を後にする。
相手からは煙たがられているに違いない。
その想いの丈を伝える代償ならば、小冊子の一冊や二冊、安いものだ。

イジワルをするわけでは毛頭ないのだが、
わたしは、そんな褒め言葉をかけた時の
相手のふと見せる「笑顔」が大好きだ。

はにかみながら、含み笑いをこぼしながら
謙遜したり、強がってみたり、
相手の様々な表情を観察するのも面白い。
そんな中、
口角が緩み、目尻が下がる
作り笑いではない、ホンモノの笑顔を垣間見た瞬間、
わたしの中で、小冊子のお代は、ほぼ等価交換できたものと思っている。


まだ全てのお店を回りきれてはいない。
私の土下座行脚は、これからも続く。
私の褒め言葉ボキャブラリーが枯渇するまで、きっと一生涯続くだろう。

それまで、どうか、この私めに出逢いましても、邪険に扱うことなく、暖かい目で見守ってくださいませ。

0 件のコメント:

コメントを投稿