番次郎の盤上万歳!!: ゲームマーケット2018春 〜全ての参加者にエールを〜

2018年5月13日日曜日

ゲームマーケット2018春 〜全ての参加者にエールを〜

ゲームマーケットに出展、来場されました方々、大変お疲れ様でした。


先日のゲームマーケット2018春では、数多くの作品が出展され、多くの方で賑わいを見せた。
人気作は開始早々列を形成し、土、日と二日連続にも関わらず疲れた体にムチを打ち、参加者はカタログ片手に注目作を追い、出展者サイドは笑顔を見せながら売り場に立つ姿も見受けられた。


カタログのサークルカット提出から始まる数ヶ月前からの入念な準備、いや、それこそ、ルールの基軸となるアイデアは前回のゲームマーケット終了時から持ち合わせていた、なんて方もいらっしゃることだろう。
思考が形となり、テストプレイを繰り返す中で、表現したい物の本質がブラッシュアップされ、真に自分の表現したい作品が、世に登場し、お披露目される。
夢が現実となる、まさにその瞬間だ。


サロマ湖100kmウルトラマラソンでの話。
壇上に立った有名ランナーが、スタート直前の走者に向けてこんな言葉を送った。

「ウルトラマラソン参加者は、ゴールした人が勝者ではありません。この日のために努力を重ね、今、こうしてスタートに立っている、皆さん全員が勝利者なのです!」

かつてはイチロー氏も、羽生善治氏も、著名人ならば皆「成功ではなく、成功に至る過程が重要」と語った。
ゲームマーケットも、売れる売れないではなく、出展の舞台に無事作品を生み出すことができた、その過程で既に勝利者なのだ、と、私は今回ブースに出展された方々に改めて畏敬の念を送りたいと思う。

当の自分は、というと、あれだけ入念に準備を計画、万全の体制を整えたにも関わらず、事前の広報活動は後手に回り、私生活のごたごたも重なった上、体力的にも精神的にも無理、無茶な創作を強いられ、当日は荷物が手元に到着していないハプニングに苛まれ、挙句、売り場を任せた人間とのコンタクト不足により委託予定分がキャンセル、さらには、翌日から寄せられる誤表記(エラッタ)報告の嵐、度重なるいわれのない陰湿なツイート、etc…。

あおる予定だった祝杯は、連日連夜、やけ酒を浴びる羽目となり、無理な作り笑いでメンタルを支える日々を送っている。
人生とは、かくも難しい。

・・・。

閑話休題
土曜出展だった私は、時間が取れたことも幸いし、日曜はのんびりとブースを回ることにした。
兼ねてからツイート上を賑わせていた話題作はやはり列が絶えない。
巨大ウボンゴ3Dや謎解きイベントは、順を待つだけで買い物の時間が終わりそうだ。
試遊スペースはどこも満席で、笑い声や、中には阿鼻叫喚が上がる台もちらほらあるなど盛り上がりを見せていた。

予約を回るだけで、あたかもRPGのダメージ床の如く、すり抜けるたびにMP(マネーパワー)がじわじわと消費される。
この辺りも、補給体制も含め、きちんと管理しなければすぐに瀕死となってしまうので注意が必要だ。


後日「ジップロックのような媒体が少ない」といったツイートも目にしたが、簡素なパッケージ販売ならば、埼玉ゾンビ研究所制作の「ダイイングメッセージ」や、BGM盤上遊戯製作所委託の「皇子のトリテ。」といった作品も目にしたし、それこそ「モックアップ」や「シート印刷」などの作品ならば、他にも見逃した作品があっただろうかと思う。
印刷会社各社が全国各地で広がりを見せ、また、多くのデザインや媒体を通じて作品の表現が可能となった。
それらを披露する場として、今後もゲームマーケットを楽しむことができたのなら、と私はふと考えた。

多くの抱えきれない買い物を手にし、私はこれらの作品を「養い育てる」番となる。
大河の流れの如く、多くの作品がごうごうと音を立て、多くの方の手に渡った。
淀みなく澄んだ水は、渇望する今だからこそ美味しさが倍増されるのだ。
製作者から多くの期待が込められたバトンに応えられるよう、私は今後、製作者の想い、気持ちを余すことなく、骨の髄まで作品を堪能したいと思う。


ゲームマーケットに集うのは「お客と商業者」ではなく「同好の士」だからだ。







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