2018年6月1日金曜日

トナカイはサンタとともに 僕の17会体験記 準備編(ぐだぐだ)


先日5月31日(木)に行われた17期交流会「17会」、通称「トナカイ」の備忘録です。
前編「準備編」と、後半「当日編」に分けての報告となります。


準備編(ぐだぐだ)


きっかけは何だったのだろう、と、過去のログを紐解いてみると、どうやらGW明けの5月9日ごろから構想自体は始まっていたようだ。
「18会」と称される同期会がゲームマーケット大阪の際に話題となり、随所でゲームマーケットデビュー組が集まり、(同期会が)できたらいいね、といった話で持ちきりとなった、ゲームマーケットの興奮冷めやらぬ、そんな時期。

「17会、しませんか」
ツイートに上がったその言葉を発端とし、中野オムライスバーkurumari店長ウエノさん、しょうさん、そして18会を取り仕切った「ボドっていいとも!」MCの翔さん、あらいさん、珠洲ノらめるさんらが集まり、ツイッターのグループが結成、場所と日程、そこからツイプラにて告知がなされるまで、僅か1日足らず、思った以上にあれよあれよと事は進んだ。
「考えるより、動け」
ブース等々運営する中で、職場の上司からガミガミ指導されるではなく、先の翔さんや「ワンナイトマンション」製作者のぎゅんぶくさんらの動く姿勢を観察して覚えた、私なりの格言だ。

ツイプラの告知を行ったその流れから、当日の運営から、全体の取り仕切りに至るまで、全て私に一任される流れとなった。
いや、むしろでしゃばりの私が相変らずいつもの調子で「取り仕切りたいです!」と申し出てしまったのだろうか、そのあたりの記憶がとんと抜け落ちてしまった。
ともあれ、任されたとあらば、私の持てるだけの力で、最大限の会を開こうではないか。

かくして、残された時間となる約3週間あまりの中、独り着々と運営の準備に入った。


まずは業務でも何でも、コンセプト(軸)を明確化しておかなければならない。
前回開催された18会の様子は、ツイッターのTLでも概略が伝わってきたので、概略の検討はついている。
18会の主眼は「情報の共有」
不安な点が多く、縦横のつながりを求めていたであろう18年デビュー組にとって、今後の方向性を勉強しながら楽しく語らう「18会」の意味合いは、非常に大きかったのではないか。

では「17会」はどうあるべきか。

ぼんやりと、ではあるが「堅苦しい勉強会」にはしたくはなかった。
前後の幅があるとはいえ、1年ほど運営の知見を持った上での情報共有は「多少なりとも掌握している」という認識があり、また、勉強会を全面に出した交流会ならば、別のゲームカフェでもおそらく開催が為されるはずだからだ。

だから今回はあくまで「楽しむ」ことに主眼を置くこととした。

「楽しむ」とザックリ書いたけれど、楽しむことは、案外難しい。
こちらが「楽しんでね!」と提示したことに対し、一方通行となってしまっては相手が迷惑を被るだけだ。
迷惑を考えず、美味しいからとフルコースをオーダーしては、せっかくのディナーも全て廃棄処分に帰することとなる。
シチュエーション、場の空気、原案と、第2案、3案、予備案、等々、全ての対策を含めて「相手のその場に応じて」の行動を鑑みる必要がある。

もうひとつ
「楽しむ」が主眼ならば、「掛け持ち」も許容していいはずだ、と。
この17会を企画した際、18会に参加された方、またはデビュー自体はそれ以前の方からも「是非参加したい」という嬉しい声が上がった。
今回の主旨を「楽しむ」に軸を合わせたならば、それら基準をいい意味で曖昧にすることができる。
第一、皆が集まり楽しく語らう場において、厳密な規定など必要あるまい。
むしろそれらしがらみを取り払った方が、上下分け隔てなく様々な意見、作品が集まり、予想だにしなかった多くの面においてプラスに傾くはずだ。

全ての舵を切る方向が整った。
「どなた様もお気軽にどうぞ」
同期会とは謳ったが、特に「同期」という文言を強く明示することは避けた。
結果、18期の方から、果てはかなり前にデビューされた方まで、幅広い層の方が参加されることとなった。
これも17会の面白みにつながったと、終わってから実感している。


方向性が決まったとはいえ、ただ集まって、飲んで食べて、だけでは、単なる飲み会と変わらない。
主催するからには、何かしら「来てよかった」と実感してもらうだけの、イベントを用意しなければならない。ならない、というより、自分だったら「そうしたい」
しかして、先に挙げたように、楽しませることを追求すればするほど、先の見えない迷路を彷徨い続けることとなる。
「楽しいことって、なんだっけ?」
普段、酒の入った席上において、馬鹿らしい宴会芸くらいしか能のない自分にとって、エンターテイメントの限りを知り尽くしたボードゲームデザイナーの前で、最大級の「楽しいこと」を提示する、となると、何をすればいいのだろう。
BINGO?紙ペンゲーム?何かボドゲでも?・・・etc、etc…。
あれやこれやと思索を巡らす内に、だんだんと目の前が暗転する。
何故だろう、自分自身が、多くの方と集まって楽しく語らえるような、そんな会にしたかったはずなのに。

ふと気がつけば、ツイプラの参加者は開始4日目にして、当初の予定の半分を超える10名もの方が「参加します」の表明を示している。「興味あり」まで含めると、自分の想定していた定員を優に超える数だ。
皆の期待値に比例して、積み重なるプレッシャー。
何か、動かなければ。
私生活の関係上、「安易にポチる」ことで精神衛生の安定を図っていた生活も鳴りを潜め、ひたすら横になり、翌朝は走る、本棚の本をパラパラとめくる.…。
焦燥感に苛まれる中で、時間だけが無情にも過ぎていく。


1週間という期間は、五月の風の如く、サラサラと流れていった。
17日日曜、ノートに殴り書きしたようなメモを取りまとめ、私は一度kurumari店舗にお邪魔することにした。
改めて店内全体の確認と、懸念事項の確認・調整だ。
実は今回、店内に据え付けの巨大なモニターと、店内に流すことのできる音響設備について使用ができないか、といった具体的な話も考えていた。
先の18会でもパワーポイントを表示するなどの活躍ぶりを見せた巨大モニターは、優に50インチはあろうかという大きさで、店内のテーブルに着席されている方ならばどなたでも目に入る設備である。
これを使わない手はない、
・・・と考えるも、あれがしたい、これは(自分の技術的に)無理、と、出来ては投げ、を、先日から延々と繰り返していたのだ。
幸い、以前購入したは良かったものの、結局ホコリをかぶってしまった旧型のAppleTVがあったことを思い出し、ならばモニターにiPadの画面を表示できるのではないか、と考え、その有効活用が宿題となっていた。

手に持った一冊のノートには、当日の調整事項がこれでもかと言わんばかりにグジャグジャと書き殴ってある。

18時開店と同時に店内に入る。
ウエノさんの姿は見えず、ホールでは他のスタッフの方々が所狭しと動いていた。
事情を説明し、他のお客様が来店するまで、私は手短に概要の説明と懸案事項の調整、そして当日全体の流れを頭の中でシミュレートした。
モニターは、改めてその大きさを実感する。
音響設備も加えると、さらに効果は絶大だ。
あいにく私の使用するパソコンがMacだったこと、相手先がWindows端末だったことで幾分の不都合はあったかな、と考えたが、それも誤差の範囲だ。
ノートに記載した懸念事項、値段、料金、料理、アルコールの有無、個室等について一つ一つ確認する。
しばらくするとウエノさんが到着、ここで前回18会の状況について、概略の内容や全体の流れ、雰囲気といった話を聞く。
比較や負けん気、といった話ではないが、17会は17会として、できることをしたい。
その熱意だけでも、参加された方に伝えられないだろうか。

ストレスがピークに達した私は、kurumari名物のオムライスを注文することなく、ウーロン茶だけを2杯ほど煽り、その日は帰宅した。
音響の点検は「ケーブルが足りない」というポカミスを犯してしまい、この日は調整出来ずじまいに終わった。


数日後、ツイッターのグループチャットにて翔さん、ウエノさんらと軽くミーティングを行う。
人数の上限は、先に店舗の方と調整し、22名+α(カウンター分)と申し受けてはいたが、翔さん曰く、上限を設けた方が良いとのアドバイスを受ける。
このまま青天井に人数が加算される状況も、見ている分には楽しいだろうが、いざ本番になり、運用や切り盛りなどの面で首をしめることになる姿など火を見るより明らかだ。
現在19名、上限を残り3名とし、締め切りを少し早めて1週間後の日曜とし、ツイートに流した。
駆け込み需要があったせいだろうか、残り3枠はあっという間に埋まり、残りの枠は3日とたたずに埋まってしまった。心苦しかったが「締め切りました」とツイート上で報告する。

次は「イベント」だ。
各地のデザイナー交流会に参加し、その際の「アンケート」企画が大変評判良く、自分でも実施したいという思いが募り、今回の企画の一つとして取り入れることにしたのだ。
「楽しむ」ことを主眼にしたので、できうるならば「勉強」「情報共有」といった観点からは一線を画したものにしたい、チャット上で、そうメンバーに伝えた。
すなわち「ゲムマでは何部頒布しますか」「売上はどれくらいですか」といった真に迫る質問というより、むしろ「ゲーム会で食べたくなるお菓子は何?」「国内のカフェとエッセンシュピール、旅行に行くならどっち?」といった、ありていに言えば「どっちでもいいよ」という質問がいいな、と考えたのだ。

頭の中で、事前にアンケート用紙を配る、と考えていたところ、kurumariのしょうさんが面白そうな提案を持ち出してきた。
メンチメーターって知ってます?
慌てて調べてみると、どうやらアンケートのできるウェブサイトのようだ。
以前、某ゲームカフェでクイズに関連するイベントを行った際、似たようなソフトウェアを使用した記憶があったが、このメンチメーターは「アプリを介さずに投票できる」点が魅力的に感じた。
使い方次第では4択に限らずボードクイズ等にも汎用ができそうだ。(基本無料、一部有料で機能拡張が可能)

少し試してみる。日本語にも対応しており、操作もパワーポイントが使いこなせるならば至って簡単だ。

しょうさんの勧めと、メンチメーターに一目惚れした私は、早速この「アンケート企画」を具体的に立ち上げることにした。
質問項目を来週日曜までに4、5個ほど考える、という宿題を己に課した私。
しかし、年を重ねても相変わらず計画性のない私は、当日まで宿題の存在を失念しており、当日朝になってから、慌てて店内で記載するという対応のマズさを露呈するのだった。

当日まで残りわずか、本当に大丈夫なのだろうか。

(後編につづく)
http://hibikre.blogspot.com/2018/06/17_1.html




0 件のコメント:

コメントを投稿

私の出会ったボードゲーム業界の「ボッケもん」ベスト3

この一年間、私なりにボードゲーム、特に制作面をメインに多くの方と交流する機会に恵まれた。 その中で出会った、「ボッケもん(生まれ故郷である薩摩地方の言葉で「男気のある、豪快な、男らしい」というニュアンスの言葉)」、すなわち、私の印象に強く残っている方を紹介したい。 ...