番次郎の盤上万歳!!: トナカイはサンタとともに 僕の17会体験記 当日編(ごたごた)

2018年6月1日金曜日

トナカイはサンタとともに 僕の17会体験記 当日編(ごたごた)

先日5月31日(木)に行われた17期交流会「17会」、通称「トナカイ」の備忘録です。
前編「準備編」と、後半「当日編」に分けての報告となります。


準備編(ぐだぐだ)はこちらから
http://hibikre.blogspot.com/2018/06/17.html


当日編(ごたごた)

結局、画像・音声環境の器材を整えることができず、ぶっつけ本番のまま、当日を迎えることとなった。
天候は雨模様。夏を迎えるというのに、曇天模様で、気温も高くはない、沈んだ朝。
降りかかる不幸だけは、入った先のスーパーで折り畳み傘を盗まれたり、カバンの紐がちぎれて使い物にならなくなったり、と、あたかもピタゴラ装置のように続く。
「これで本番は成功間違いない!٩( ᐛ )و」
ツイート上で強がってはみたものの、胃の中からは今にもエイリアンらしき強酸にまみれた生き物が食道を伝って出てくるような。

15時を回り、重い足取りで中野へと向かう。戦国武将ならば、誰の士気を上げるまでもなく、見かねた部下の手で撃ちのめされていたに違いない。

17時15分、kurumari店内ではしょうさんがテキパキとテーブルや椅子などの準備に取り掛かっていた。
「できましたよ!」の声にはたと気がつく。以前依頼してあった「mentimeter」のアンケートが完成したというのだ。
早速視聴する。選択肢が絞られ、画像も付属、追加で質問も用意されるなど完成品は想像以上だった。さすが、使用されていらっしゃる方に一任されるとこうも上手く調理されるのか、といった見本のような出来栄えだ。

アンケート企画の盛り上がりを確信したところで、次は持ち込み器材の調整を行う。
とはいえ大した準備は必要とせず、画面に映し出された通りにWi-Fiのパスワードを入力すればいいだけ、
の、はずだったが、緊張してしまうと、この程度の作業すら頭が拒否反応を起こし、思うように働けない。
設定、パスワード、など一連の流れを理解し、何とか画面入力できるように至るまで、結局間に合わせることができないまま本番を迎えることとなった。画面には口を開けたカバのスクリーンセーバーが荒々しく映し出されていた。

手続きに手間取るうち、最初のお客様が到着する。ミープルボタンでお馴染みのたかミープル様だ。
奥の方へと案内すると、こちらがワンオペで手間取っていることを察したらしく、手書きのメモを取り、サッと「会計を済ませたらタグを取って」と記載してくださった。
お金を管理していることを自覚し直した私は、画面の作業を捨て、直ちに会計の方に戻った。
予定していた時間となり、続々と参加者が集う。
作業に没頭してツイッターを確認し損ねたが、到着の遅れる方が数名いらっしゃる旨も、この時点でようやく把握する。
引きつるような笑顔を作り、飲み物を出したりオーダーを取ったりといった作業に従事する。
遠くのテーブルでは談笑する声が上がる。すでに顔見知りの方同士、和気あいあいとした雰囲気でテーブルを囲んでいるようだ。

18時が過ぎ、18時20分が過ぎ、全員が集まらない、特に今回のキーパーソンである翔さんが集まらない、という状況の中、連絡を入れ、会をスタートさせた。

オープニングセレモニー、
クイズ番組の形式の、言うなれば「一人コント」だ。
それも「全ての答えが『17』になる問題」である。

まずはこちらをお聞きください
(曲が流れる)
「この曲はしゅぴ〜る遊園地が歌う「ボードゲームファイター」です。この曲の中で「シェフィなんて」何匹いかない、と歌われていたでしょう」

ピンポン!17!

「ゲームマーケットデビュー組で行われる各同期会の中で、幅広い作品とデザイナーが並ぶことから各方面の注目を集めている、通称を「トナカイ」といえば、会の名称は何でしょう?」

ピンポン!17!

「これより17期同期会、開催したいと思います!」


すでにこの時、全身から汗が噴き出していた私。
料理が運ばれ、飲み物が酌み交わされ、華やいだ声で、各テーブルが盛り上がりを見せている。
しょうさんが助言する。
「自己紹介、しないんですか?」
ぼんやりしていた私はハッと我に帰り、遅れた分のタイムスケジュールを見直しながら、すぐに自己紹介の時間を入れることにした。
さすが、デザイナーの方は自己紹介に馴れた方が多いようで、自身の作品の宣伝も兼ねた簡潔な自己紹介をどの方もテキパキと話してくださった。

間髪を容れず、次なるイベントは「mentimeterを使用したアンケート企画」の出番だ。
URLを入れるだけ、とはいえ、Wi-Fiのパスワード等を入れる時間に手間取ることを想定せず、少々スムーズに運べなかった点が反省事項だっただろうか。
それでもこの企画に間違いはなかったようで、アンケートそのものの面白さも含め、大成功だった実感を覚える。
アンケートの項目に関しては、諸処意見もあると思うけれど、これも私なりの形として、一旦心に留めておきたい。
何より、アンケートの項目を増やしてくださった(とりわけ皆さんが興味を持ってくださった項目を)kurumariのしょうさんの手腕に、心から感謝したい。

19時を回った頃、ふと、たかみさんが立ち上がり、今回を皮切りとした新たな企画を立ち上げたい、といった趣旨のプレゼンを始める。
聞けば、自身のミープルボタンを活用した、新たなプロジェクトやコラボ企画を考案中だという。
全体を通じ、彼の熱量の高さに圧倒される。
業界を更に、盛り上げたい、伝えたい。
その上で何かできることを、模索し、その一歩目を後押ししてくださる方を求めているような。
私も勉強すべき点が多く、これまで内向的に活動していた自分の活動を、もっと彼のように外へ向けて積極的にアピールするべきだと、プレゼン中に内省したのであった。


遅れて到着された翔さん、カトウヒデユキさんらも含め、参加を表明された全員が無事に到着し、会の雰囲気もいよいよ“たけなわ”を迎える。
この雰囲気を盛り下げないために、次なるイベントをどうするべきか、裏手に回り、ウエノさんにコソコソと相談する。
実はクイズの他に、今話題の「STREAMS」を用意していた。
大人数でプレイでき、ルールも簡単、と、この場で広げるにはうってつけのゲームである。

けれど、その場の流れで、否、ひょっとすると無意識のうちに私が「ボドゲクイズやりたいです!」と懇願したからだったか、
その辺りの記憶は曖昧だが、急遽「ボードゲームクイズ」を開催する流れとなった。

急遽、とはいうが、実は今回のために特別問題を40問ほど用意していたのだ。
「17会」ということでおあつらえ向きに「2017年」をテーマにした問題ばかりを取り揃えた。

一か八か、恐る恐る出題する。
出題の様子を動画で撮影するしょうさん。
あとで上がったツイートを確認すると、案の定、緊張で声が上ずっている。
最終結果は、赤が最後に華麗な逆転勝ちを収め、大いに盛り上がりを見せているようにも見えた。

出題を終え、乾いた喉を烏龍茶で潤す。
予想をはるかに超える疲労に、私はもはや、気力だけで立つしかなかった。
普段から少食気味だった私は、この日もまともに食事などありつけなかったため、空腹に疲労が相まって、店内の照明以外、目に入るものの判別が一時期困難な状態だった。
外の風を浴びていると、しょうさんがやってきて、こう話してくれた。
「皆んな、ゲームではなく、会話してますよね。良かったじゃないですか」

店内を覗くと、確かに開始からだいぶ時間が経過していたものの、テーブルやカウンターでは、トークに花が咲いていた。

ふとカウンターに目をやると、らめるさんがオムライスにケチャップでイラストを描いている。



オムライスは、先ほどのパネルクイズに「17」をあしらったデザインだ。
感動屋の私は、喉の奥の小石が外れそうになるのを寸前でこらえつつ「ありがとうございます」とお礼を述べた。

楽しい時間もあっという間に過ぎ、時刻は21時、中締めの時刻を回る。
翔さんに依頼し、締めの乾杯と、全員の「しゅぴ〜るゆうえんち♪」で締めることを提案した。
珠洲ノらめるさんが取り仕切る。

「しゅぴ〜るゆうえんち♪」

動画の詳細はツイッター「#17会」のタグを参照して欲しい。

時間はとうに過ぎたが、解散するでもなく、ゲームに、話に、興じる参加者の方々。
一方で、すでに事切れてしまい、ただひたすら烏龍茶を煽るだけの道服人形と化した私。
これだけ有名なデザイナーが集まっている会だというのに、ゲームもできず、名刺も渡せず、疲労も重なり、何だか、自分が惨めでしょうがない。
「もっと堂々としてくださいよ」
見かねたウエノさんに諭されて、三度気合いを入れ直す。
引きつりながらも笑顔を作り、一人一人デザイナーに回って、感謝の言葉を述べた。
この会は有名なゲーム会を主宰される方も数多く参加されている。ゲームが好きで会を開いた主催者が一番ゲームできない、といった話はよく聞くが、それは時間的な都合に加え、あれこれ回るうちに疲労や業務等も重なるからなのだろうか。
何にしても、齢四十、体力の衰えを実感する。


閉店の時間を迎え、最後の参加者とともに中野kurumariを後にした。
外に出ると、すっかり雨は上がっていた。今宵は年に1度のブルームーン、見ると幸せになると耳にした覚えがある。
帰宅するや否や倒れるように布団に潜り、毛布の中から「#17会」のタグを追う。
「楽しかった」
「またぜひ2回目もやりましょー」

・・・泣いてもいいんだよね。
ここが我が家であることを確認し、私はシーツで涙を拭った。
成功したのか、な?
自分が成功したと思えたならば、それはそれでいいや。

頑張りを評価されたのか、会の冒頭、TUKAPONさんから以前制作されたというボードゲームを頂戴した。
「glasgow」(グラスゴー)」と呼ばれるこの作品は、小箱いっぱいに、まばゆいばかりのガラスタイルが詰まっていた。
紙ではなくガラス製のタイルを用いたエリアマジョリティのようで、色とりどりのタイルが目に映える。
それは暗い寝室の中、スマホの明かりに照らされ、キラキラと光を放っていた。
私はそのガラスタイルが、口の中に唾液をもよおす錯覚を覚えるまで、手に取ったまま、じっと眺め続けていたのだった。



(ご拝読ありがとうございました)

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