2020年4月12日日曜日

多くの目を持つ「チカラ」

毎回楽しみに拝聴しているスプーンラジオ(ポッドキャスト)「万屋楽団のそれなりな日々」第84回が先日配信された。

リンク先「万屋楽団のそれなりな日々「第84回 3月のLight and Geekと営業自粛について」の巻」」
https://yorozuyagakudan.com/2020/04/08/podcast084/

今回は特に京都府に店舗を構えるLight & Geek店長を務めるサンジョウバさんの経営手腕が(冒頭のアサトさんのお話も含め)評価される回だったように感じる。

実際に聞いてもらうと早いが、来店者数、新規入会者数、曜日ごとの来店者数や一人当たりの滞在時間、席数に至るまで、3月の集客情報を様々な角度から俯瞰し、売り上げや客層の詳細に分析する回だ。

僕は経営面に関しとんと素人だが、拝聴しながら、サンジョウバさんの持つ「多くの目」が、すごく素敵で、たくましいと感じた。

多くの目を持つことは、持ち前の強さばかりではなく、メンタル面もコントロールすることができる。
ざっくり野球で例えると、ストレート一本で勝負する投手と、様々な球種を使い分ける投手と、で、バッターに対する対応が異なる。投球前に悩む量は前者が、仮に崩れた場合の悩む量は後者が、それぞれ比較的負担が少ないと言える。

多数の視点を持つことは、周りを見る視点であり、ひいては「自分を省みる視点」を持つことにつながる。
「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」は孫子の一節からの引用だが、さらに掘り下げると、自分を知ることで余裕が生まれる。余裕が生まれると、適度に相手を牽制しつつ硬い守りに入ることができる。そして生まれた余裕を持って、周りに手を差し伸べることもできる。

戦術の面でも、予備戦力を多く保持する戦法は、特に浮動状況下で真価を発揮する。

(もちろん、ボードゲームや囲碁・将棋・麻雀などを嗜まれる本ブログの読者にはブログにまとめるべくもなく自然と身についた話ではないかと思うが。)

周りに差し伸べたその手は、別の人間がさらに手を伸ばしてくれる。そうして次へ、次へ、と等比級数的に幸せが連鎖し、増幅する。

知識なり、経験なり、とっさの場面で打つことのできる「次の一手」を幾つ引き出しとして控えているか、は、先のアナログゲームならば特に「実力」につながると直感的に理解できる。

ラジオ配信の途中にはこんな言葉も飛び出した。
「みんな(お客さんが)お金を払う気満々で来ている」

緊急事態宣言が為され、多くの方が外出の自粛、行動の制限を余儀なくされた。
悲観する方、逃避する方の一方で「次はこうします」「これから○○します。ご一緒にいかが」と、先へ先へと視点を変え、周りに手を差し伸べる方も数多く目にする機会もあった。
ボードゲーム界隈もボドっていいとも!の翔さんをはじめ、ツイキャスライブ、YouTube配信等で新作の応援をされる方、ペンとサイコロのろいさんが展開する「まいにち共通広場Live!」のTable top simulator等、オンラインでのボードゲームプレイも活況を見せている。

「ダメなら次」の目線を変えるチカラ、手を伸ばすチカラ、
そのためには苦しくツラい状況下の自分を慰め癒し、時に騙し騙し体を動かしながら、キッと顔を前に上げる強さも必要だったはずだ。


暗い話題が飛び交う昨今、こうした「人と人との温かみ」を実感する配信回だった。
僕もそんな「周りを幸せに」する、できる人間に向かうために、もっともっと勉強しよう、読書しよう、と、心に決めた。

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