2020年4月19日日曜日

春キャベツの話 自粛期間中の由無し事

コロナ禍の御時世ではあるが、春本番を迎えた今の時期に春キャベツが店頭に並ぶ。
普通のキャベツより数倍も甘く、生でも茹でてもOKのオールマイティ選手だ。

春キャベツが甘い理由を、耳学問ではあるが「厳冬を迎えたから」と知った。
厳しい環境を迎えると、「ジッと耐えられる」よう、キャベツ自ら糖分を生成し、多くのエネルギーを蓄えるのだという。

この1週間も、先週と同様、限られた範囲の中で、自分のできることに傾注し日々を過ごした。
ペンとさいころのろいさんらが主催の「VAGE」にて初のオンラインイベントに参加した。
先週くらいから「毎日ボードゲーム動画クイズ」と称し、パワーポイントやフォトショップ等を駆使した映像クイズの開発、再現に時間を取った。

先週無事に入稿を終えたことだし、この1週間はもっとぐうたらしても良かったのかな、とは思う。

それでも何か手を動かさなければ、落ち着かなかった。

中野kurumari店長のウエノさんと軽くお話をする機会があった。
曰く「少しでも会話のやりとりがあると楽しいですね」
閉じこもる生活の中で一番苦痛なことは、自分にとって何より「外部と直接のやり取りが遮断されること」だった。
巷では「三密」「ソーシャルディスタンス」の言葉が飛び交い、相手との距離を遠ざけて生活するよう叫ばれている。
金銭的なやり取りは元より、何気ない日常の会話すら阻害されることは、こと独りの生活が長い自分にとってもやはり苦痛でしかなかった。

ニンテンドーSwitch「あつまれ!どうぶつの森」も僕のTLでは活況だ。
デザインを遊んだり、珍しい魚を釣り上げたり、といった従来の楽しみ方のほか、株価に相当するかぶのやり取りのほか、オンラインコードを駆使し、他のプレイヤーの村へと遊びに行く、招待する、そんなプレイスタイルを多く目にする。

オンラインゲームのフレンドコードをTwitter上でやり取りするなど、ボードゲームも、直接遊んだプレイ風景や感想をやり取りするスタイルから、インターネットを媒介し遠方の知人同士でワイワイプレイする、といったスタイルも、この3、4月くらいから頻繁に目にするようになった。

僕は、というと、相変わらず「自分にできること、提供できること」を日々考えながら変わらぬ毎日を過ごしている。
毎日制作するボードゲーム動画クイズも、一人黙々と、というより「楽しんでもらえる相手」を目の前に置くことが何よりのモチベーションだ。
そうした意味では、一人孤独に頑張る、なんてカッコいい姿ではなく、やっぱり努力した目線の先には相手の喜ぶ顔がある、ひいては「一人孤独に生きる」なんて、やっぱり自分には難しいのだろうと思う。

コロナが開けた頃、ちょうど暦の上で初夏を迎える。
5/6といえば、約3週間後に控えた昨年のゲームマーケット春2日目に向けてチラシやポスターなど細かな部分の制作を開始した時期であり、ついでに加えると、自分の42歳の誕生日でもある。
ゲームマーケット当日は5月にもかかわらず日中の気温が30度を超える日だった。
米大統領夫人が御台場にいらっしゃるとのことで、都内近隣はゴミ箱が封鎖されるなど厳戒態勢が敷かれていた。
昨年は昨年で、(気候の面とは別に)何かしらの制限があり、そんな中でも「仕方ないね」「こう対策するといいよ」と様々なアイデアが飛び交ったことを思い出す。

冬季に蓄えた養分が、暑い夏を前に、遅咲きで芽吹く頃。
同時に農村では田植えが始まり、苗床で育てられた稲が水田へと植えられていく。
ひとつの結果が生まれ、同時に、そこを起点として、始まりを迎える。
5月が間近に迫ると、僕は未だ暁を覚えぬ頭でそんな言葉を妄想する。

「ともに頑張りましょう」
今はただひたすら「自分のできることをこなす」のみだ。

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