2019年7月28日日曜日

伝わる言葉は時空を超えて ー3巻入稿の御礼に代えてー

先日、晴れて拙著4コマ3巻目となる「きょうもボドびよりさん。」の入稿が無事に終わりました。
予定ですと、次回8/18(日)金沢ボードゲームマーケットを皮切りに、神戸三宮ボドゲフリマ、ゲームマーケット秋の頒布となります。

(自書の宣伝・広報といった意味合いのブログではございませんので、ここでの具体的な内容は極力控えます。気になった方は是非ゲームマーケット公式ブログを(リンク先>>http://urx.red/rfv9)ご確認ください)

クイズ、なぞなぞの制作から一線を画し、ただでさえイラストが上手いとも言えなかった私が、数々の縛りを重ねた中でのスタイルを継続し、応援があるのかないのかわからない中、いよいよ3巻目、累計150本もの漫画を世に産み出すこととなりました。

もう一度記述します。
「イラストが上手くはない」
現に私は、4コマを描こうと決めた半年前など、いわゆる「白ハゲ」キャラを描くことが精一杯だったのです。
それでも「イラストを描けるようになったら、そのうち、漫画が描けるようになったらいいな」という、幼き日の秘めたる思いに手が届くやいなや「ならば自己満足でいいからやってみましょうか」と、頭よりも身体が勝手に動きました。
「絵がもっと上手くなったら…」
「面白いネタが浮かんでから…」
そんな「もっと、もっと」といった一切の理由を塞ぎ込み、見切り発車もいい形で4コマを描き始め、投稿するに至りました。

無鉄砲と呼ばれても仕方がありませんね。

それでも心がけたことが一つだけあります。
「出来うる限り、毎日継続すること」でした。

この4コマは、基本的に「描きため」といった形式を取ってはおりません。
アイデア出しの練習も兼ねた上で、常にその日の夜に考えをまとめ、ネタ出しからラフ(下書き)、ペン入れまで、その日の夜にまとめて作業しております。
最近は加えてツイキャスライブ上にて作業キャスなども行いながら、ペンのお供におしゃべりなども行なっております。(大抵しゃべっている間は筆が止まっています…)
こんな作業態勢ですから、時にアイデアの出ない日もあるわけで、沈んだ気持ちで「今日は更新休みます」と告知する時もあります。ハハハ…(乾笑)

7月28日、4コマ作成から今日で作成からちょうど半年を迎えます。
今見返しますと、第1巻の第1話の顔から火が出るほどのイラストでも、当時の丹念に時間をかけ、丁寧に何度も上から線をなぞっていることが伝わります。
とても上手いとは言えない(今でも上達したとは言えない)ですが、とても大好きな、自分の原点となる4コマです。
たとえ漫画というアナログの媒体が電子書籍と形を変えようとも、筆者の伝えたいメッセージは、筆圧やタッチなどを通じ、言ってしまえば、イラストの上手、下手を超越した形で、読者の肌感覚を通じて伝播するものなのかな、と、考えたりするわけです。
それらのメッセージは、たとえ上達しようとも、タッチが微妙に変わろうとも、見る人が見れば、決して変わることがないものです。
時間をかけた作品には、それだけ、見えない部分の熱量が伝わるもの。
何がどうした部分?と問われましたところで、先にありました「なんとなくそんな気がする」ものですから具体的に明示できないのですが、一巻を見返しながら、作者であります私自身が今もって強く、強くそれらを実感しております。


決して高く評価された作品ではございませんが、これからもぼちぼちと続けていきたいと思います。




そして、ここでどうしても紹介したい方が御二方いらっしゃいます。
2巻目を出す、出さないの天秤がグラグラ揺れた際、その発端となった方です。

4コマの1巻を初めて頒布したゲームマーケット大阪のこと。
制作に大きく時間を取られ、特に大きな宣伝・広報活動もできない中、「20部も頒布できたら万々歳だ」と持ち込みました。
そんな時
「応援してます!5冊ください!」
と、拙著の4コマをまとめて購入された方がいらっしゃいました。

少し前に「300部で普通」なんて意見もありましたが、自分の表現する媒体が自分ではない誰かの手に渡り、お金という形で評価してもらえるという行為は、たとえそれが1部や2部であろうとも、少なくとも私にとって、天に昇るような心地なのです。
私の目からは“とめどなく”涙があふれました。
私はマゾヒスティックな性格に加え、非常に涙もろい性格だったのです(厄介極まりない…)

その手に取っていただいた方こそ、「どどめのボドゲーン」で知られるボードゲーム漫画の著者「どどめ(TwitterID:@dodomeBG)」さん、その方でした。

どどめさんはフリーペーパー「外房ボードゲームニュースvol.1」にて、4コマ漫画の連載も決定されたとのこと。
フリーペーパーはボードゲームカフェ「カラハンダ」様「ボドパや」様、蔦屋書店 茂原店 様、にて配布されております。

もうお一方

私の稚拙な漫画を見るに見かねたのでしょう。
講師を務める漫画の講義に呼んで頂き、漫画の基本のきの字もわからなかった私に一から背景の指導をして頂いた、堀場工房のたちばないさぎ(TwitterID:@isappe21)先生です。

私の漫画をご覧になった方は笑っていらっしゃると思いますが、イラストの基本も掴めなかった私は当然「空間パース?ナニそれ?」というレベル、本当に背景の描き方のコツがつかめず、かといって、独学の中では上手い具合に該当する書籍も見つからず、悪戦苦闘しておりました。
そんな私に聴講の機会を与え、理論から実践まで事細かにご教授頂きましたこと、大変ありがたく思っております。
あれから背景も含めてしっかりとコマの中を描くよう心がけ、無骨ながら遠近感をつかめるようになりました。

知識を一つ持ちますと、視点がガラリと変わるものです。
何気なく眺めていた漫画すら、それら空間、とりわけパースなどの配分を意識するようになり、等分や遠近感などをどうしたらうまく把握できるか、といったことも含めて、考えるようになりました。

先生は今度のゲームマーケット秋、かわいいネコをモチーフとした新作を予定されているとのことです。




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