2019年2月9日土曜日

深呼吸とアウトプットの話

お疲れのようですね。
肩の力を抜いてリラックス
大きく深呼吸。

深呼吸をテーマに考えることがあった。

先日から昼に「いかとりにょりとおけいのいかがわしいラジオ」DJいか氏のツイキャスライブを拝聴し、時折コラボに入る機会に恵まれた。
その際、いか氏の豊富な経験に圧倒されつつ、何より相手側のいか氏が「経験値だけでは計り知れない、嬉しさを表現する魅力」を秘めていることに気がついた。
いか氏は私に忠告する。
「ボードゲームは楽しむものだ」

この3ヶ月、さらに遡れば、昨年からずっと、ボードゲームの「クイズ書籍」制作に没頭するあまり、ボードゲーム本来が持つ「みんなと楽しむ」一面をないがしろにしてはいなかったか。
昨年の夏、ボードゲーム王選手権で予選敗退の苦渋を味わい、その際もこのブログにて「楽しめなかったことが敗因だ」と猛省するそばから、この体たらくだ。

ボードゲームサークル「万屋楽団」のサンジョウバ氏とお話した際も、こんなエピソードがあった。
「ボードゲーム制作者の集まりで、最初に全員でゲームするんですよ。するとみんなが打ち解けるようになるんです」

この言葉に、私は痛く感銘を受けた。

振り返れば実に当たり前の話で、ボードゲームは誰とでも楽しめる、と、それはボードゲームを数十作も所持される方が一様に口を揃える言葉、のはず。
しかるに、これまで自分は、各種職場内外のビジネス、プライベート等の席上はおろか、近隣で参加した各種ボードゲーム会やボードゲーム関連のイベント等においても、それらが積極的に活用できていただろうか、と内省する。

ボードゲームの楽しみ方、それは先の講演の席で草場純先生も「人により多くの楽しみ方がある」と話された。
その言葉に甘んずるわけではないが、ボードゲームが本来得意とする「ほかの方、特に初めてお会いする方とも分け隔てなく打ち解けることができる」という一面をないがしろにし、自分にとって都合良く、言うなれば、自己のやり方に(半ば強引に)顔を向けようとする、
それで本当に良かったのだろうか。


深呼吸。
大きく吐いて、吸う

思うにこの「深呼吸」という動作は、「呼吸」「呼んで(息を吐いて)吸う」と表記する。
耳学問で恐縮だが正しい深呼吸も「まず肺の中の汚れた空気を一旦外に押し出し、新鮮な空気を体内に取り入れる」動作だという。
吸って吐くのが深呼吸、ではない。ということか。

ボードゲームを楽しもうと躍起になるあまり、購入することばかりに精を出し、面白さを自分の中だけに内包したままの状態こそ、まさしく先の「間違った深呼吸」そのものと言える。
そうなるからこそ、先のサンジョウバ氏との会話に登場した「ボードゲームでアイスブレイク」という「基本基礎」を、つい置き去りにしてしまったのではないか。


まずは自分の中の概念を一旦「アウトプット」し、アウトプットする中で、次第に必要にかられた部分を都度「インプット」する。
効率の順番として、私は逆進していたのだ。

先日から開催中のPOO松本氏による「デザイン講義」を受講中にも、その事実をふと思い起こさせる場面に遭遇した。

「自分好みのデザインを模倣、コピーすることは間違いなのか、成長につながらないのか」
この問いに対し、氏はこう答えた
「自分の個性を探る、見つけるためにもまずは一度模倣してみよう。絶対に完コピできないから安心」

自分の気持ち、想いを表現する為には、
まず「創作したいという気持ち」を持つこと(息を吐く)

周囲の書籍から、自分がやりたい方法を見つける(息を吸う)

多くの作品から模倣し、自分の言葉で表現する(息を吐く)

作品の良いところを取り入れる(息を吸う)

それらを周りに披露する(吐く)

評価を受ける(吸う)

フローチャートで表すと、これまで「成長する」という数値化の難しい行為が自分の中だけでも可視化でき、自分の中の「暗中模索」が続くこれまでの制作過程に、一筋の光明が差した心境だ。

この循環が滞ってしまうと、進行する大元が揺らいでしまい、先の「ボードゲーム本来の持ち味」が頭から抜けてしまいかねず、最悪、脇道に逸れたまま我が道を進む憂き目となる。

呼吸する、すなわち「適度のインプット、アウトプット」で、循環を良くする。
体内の循環を良くすることで、悪い空気が体外に排出されるとともに、次第に自己の許容量を超えるほどの実力も知らぬ間に身につくのだろう。

焦ることはない。
今できることを一つづつこなせば良い。

ゲームマーケット大阪、私は「ボードゲームのなぞなぞ本」を頒布する。
思い返せば3ヶ月前の12月、「こんなこといいな、できたらいいな」という他愛もない気持ちのアウトプットから芽吹いた本である。
書籍を買い込み、問題を作り続け、デザインにも目を向け、イラストも描き、アイコンを作り、果ては、さしもの評価のない4コマ漫画まで毎日執筆するようになった。

小さな吐息が、大きな呼吸へと様変わりした、と、カッコ良く言えばそうなるだろうか。

少々体に鞭を打ちながら制作を続けたが、その「夢の実現」までいよいよ完成間近。
本番の3月10日まで、残すところ約1ヶ月を切った。
カタログや手引きなども届き、今後は各制作者による広報、情報戦も幕を開けることとなる。

私は、私なりのやり方で、焦って息を吸う、すなわち周囲の情報に翻弄されることなく、己が身でできることをひとつひとつ「アウトプット(表現)」し、その都度必要な情報を脳内にインプット(仕入れ)ていくことにしたい。


とはいえ、まずはゆっくりと、深呼吸、そう、アランの幸福論でも讃えられた「お腹に新鮮な空気を送り込み、精神をリラックスさせる」という本来の意味合いで、ゆ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っくりと、進行できたらと思う。

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