2019年3月16日土曜日

道は開けた、のかな?ー新刊の決意表明に代えてー

指摘があって気づいたのだが、気がつけばゲームマーケットの遠征から早1週間が経過した。

怒涛のような遠征、相応するかのような時の流れ。

少し時間も経過した頃だろうと思うので、私の新刊の行ったことを反省も含めて紹介したい。

新刊は2冊。
「アナログゲームのなぞなぞブック」
そして、おっとり刀で作成した4コマ漫画
「きょうもボドびより。」

いずれも自分の中で「実験的な本」となった。

前回のクイズ本「NEXTAREA」は、ドリルとも揶揄される既存のクイズ小冊子からの脱却がテーマだった。
クイズを趣味とされる方がいらっしゃるならば、是非その「問題集」をご覧になるといい。
初めての方が読むには少し読みづらい。勉強を前提としているから、当然といえば当然ではあるが。
だから私の次回作は、デザインを一新させ、読みやすく、かつ、知識というよりむしろ「面白い問題」を用意した。
わかる人にはわかるだろうが、一般のクイズ問題集とはその構文がガラリと違う。

しかしながら、それでも私の本は厳しい批判を浴びた。
連日のように届く問題の不備、指摘、さらには「クイズとして使えないものばかり」「こんなのクイズとは言わない!」などのツイートを直接受け、平身低頭の立場で振る舞う私。
頑張りに見合う評価など届くはずもなく。
12月、私の精神状態はすでに限界値に達した。

では、どうする?
上級者も初めての方も、フラットの立場で考えられる、そんな問題が、本当にできないだろうか。

そこで行き着いた先が「なぞなぞ」だった。
なぞなぞならば、子どもでも大人でも楽しめる、むしろ童心を忘れた大人だからこそ、なぞなぞの面白さ、奥深さがより理解できるのではないか。
しかるに「一般のなぞなぞ」の本など、本屋に行けば普通に入手できる。
ならば、私自身がここ数ヶ月で集中的に勉強した「アナログゲーム」かつ「初めての方でも楽しめる視点」を兼ね備えた、いわば「みんなが楽しめる、アナログゲームの、なぞなぞ」
そんな本が、本当にできないだろうか。

言うは易く行うは難し
なぞなぞ作成は実に困難を極め、なんどもなんども挫折した。


そして、4コマだ。
元々は自分のイラストの勉強のために、何気なくツイート上で始めたもの。
「イラストが描ける人なら、漫画だって描けるでしょ?」
半年前の「イラストなど描けなかった頃の」自分が、後になって愚かだったと気づく。
考えたらすぐにわかる話。漫画とイラストは作業が別だ。
素人でも「簡単にできるものではないこと」などすぐにわかりそうなもの。

面倒?できない?
ならば、やろう!

ボードゲームを題材にした漫画はこれまでも多くの作品がツイート上で展開され、その何れもが美麗なキャラクターで展開される。
稚拙なイラストの私など、どうひいき目で見ても見劣りしてしまう。

それでも、逃げたくはなかった。
今の自分にやれること、できることは、どんな批判を浴びようと、頑張ると決めたのだ。

視点を変えることにした。
・4コマで起承転結をまとめること
・紹介マンガではなく、わからない作品でもそれなりに楽しめること
・できうる限り毎日継続すること

少し高めの目標を掲げたが、外見がダメなら中身で勝負するしかない。
漫画は一日1本が限界。一作品(4コマ)を作るために、ネタ出しも含めて制作に2、3時間かかることもザラだ。

目の前に「夢」という名のニンジンをぶら下げ、ひたすら馬車馬のように走る、走る。寝食を忘れ、制作に没頭する私に、SNS上の方々は温かい声で心配してくれた。本当に申し訳ございません。

完成・脱稿。
数週間後、無事に到着。

産みの苦しみ、というが、出来上がった本を前に私はしばし言葉を失った。
とめどなく溢れる涙。
誹謗中傷の声など、今回に限ってはどうだっていい。
ものの数ヶ月前、私自身が「この世に出ること自体が奇跡」と実感した2冊が、現実として目の前に包まれているのだ。



「不可能が可能に」
名前はかっこいいだろうが、そのための努力量は計り知れない。
なにせ、道無き道を、不安を抱えながら進むのだ。
恐怖、不安、挫折、。。。多くの障害と格闘し、抜けた先のトンネルもまた山あり、谷ありが待っている。

需要と供給で世界は成り立つ、だから「意味のない本を作るなど、時間の浪費だ」
そんな言葉もあるだろう。
しかしながら、それも新規開拓する人間なら、幾度となく背に受けるセリフだ。
世界中を見渡しても、ボードゲームのクイズならまだしも「なぞなぞ」という「ニッチにニッチを二乗させた本」を作るなど、正気の沙汰ではない。
事実、買い手としても想像できる代物ではなかったらしく、前評判どころか「楽しみです♪」といった類のツイートすら見かけることはなかった。

ゲームマーケット当日。
売れ行きはざっと全体の2/3。
裏を返せば、行き届いて欲しい方には、全員行き届いた、ということ。在庫だとは考えていない。どんな形であれ、私の産んだ大切な我が子なのだ。

そして、もう2ヶ月もすれば、すぐにゲームマーケット春がやってくる。

今回の新刊は、実に3冊を予定している。




リメイク・続編とはいえ、3冊のリリースなど、かなりの強行スケジュールとなるだろう。

有言実行、辛いのは覚悟の上。
やるだけやります。
体力の続く限り、全力で頑張りますとも。

しばらくまた苦痛に満ちたツイートが続くかと思いますが、お許しください。



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