2018年12月13日木曜日

Passion-北海道遠征記 その2-

北海道遠征、二日目の朝。

昨夜、久しぶりに多量のアルコールを入れた結果、ひどく頭痛の残る朝。
飲まない習慣が根付いたおかげで、アルコールは翌朝残る根本すら消え失せていた。

朝食バイキングへ。
肉や魚などもってのほか、ご飯も茶がゆで済ませる羽目に。
食の宝庫で、食を堪能できない情けなさ。
目に止まった「ジャガバターの塩辛のせ」の、素朴で飾らない美味しさに、2個ほど頬張ってしまったが。


二日目は特急カムイに乗り、一路、旭川へと向かう。
4年ほど前に暮らしていた、思い出の地だ。

PM11時、最初に向かう先は老舗の玩具店「オモチャのたもちゃん」




昭和の雰囲気そのままの、家庭的で、和やかなたたずまい。
買物公園通りの変遷を、約70年、オモチャとともに見つめ続けた、含蓄のある風貌。

「静かになりましたねぇ」
店員のおばあさんはそう語る。
駅に隣接する大きな商業施設とは裏腹に、お店が並ぶ通りの方は閑散としている。
街頭放送が、雪一面の歩道に向かってカラカラと響きわたる。







一昔前から時が止まったかのような品揃え。
写真こそ撮らなかったが、ニンテンドースイッチやPS4のソフトもそれなりに充実している。

「応援します。頑張ってください」
ねぎらったはずの言葉すら、空に舞ったまま降りてこない。
どことなく感じる虚無感。


たもちゃんで懐かしのボードゲームを購入し、次はリサイクルショップを目指す。
途中「旭山動物園は?」などの戯言が聞こえた気がしたが、軽く無視することに。

こちらも時代が止まったようなラインナップ。
海外版「パーフェクション」(箱付き)、水道管ゲーム、懐かしアニメのかるた、等々、おもちゃというよりアンティークのような作品が並ぶ。

水道管ゲームが1500円と聞き、慌てて確保する。





少し早めにチェックインし、旅の経過を軽くまとめる。

地方の抱える問題って、何だったのだろう。
ボードゲームが人気で、それらを欲する声が上がっている。
そして集める人間は、それこそ旭川だろうが稚内だろうが、多くの作品を買い揃え、かつ最新作を心待ちにしている。
通販がこれほど流通する時代、遠方だろうが購入そのものの垣根はかなり下がったはずだ。

それでも「なぜ?」

ボードゲームが話題、これは体感で確信した。
それでも何かしら感じる「都会と地方の違い」って、何だろう?

頭数の問題?情報量の問題?
そして何より、ボードゲームのクイズばかりこさえている私に、何ができる?


ややこしいことを考えてながら、その日はなかなか眠りにつくことができず、深夜遅くまで、いかさん(@bodoge_ika)とツイキャスでおしゃべりをした。


最終日は本屋とスーパー、コンビニを回る。
お土産となる「地方銘菓」を物色することが目的だ。



ふと目に留まった「onちゃんオセロ」HTBが新社屋となった際、「商品化してほしいグッズ」第1位に選ばれ、登場した瞬間に即完売した逸品。なぜか本屋で見つける。はい購入。



「ボードゲーム天国(パラダイス)01、02」聞き慣れない雑誌だと思ったら、創刊が2003年。海外パッケージも同名タイトルながら初めて目にするものばかり。



当時のゲームマーケット の様子なども写真入りで掲載されており、貴重な史料をゲットできた。もちろん新品である。

前日の売り上げは、書籍とボードゲームでほぼ空になってしまった。
「これも地域貢献なのだ」と自分に言い聞かせる。


PM16時、羽田到着。
北海道より体感で冷え込む関東。
油断すると即座に風邪をひくかもしれない。
早めに長湯につかることにしよう。


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帰りの飛行機の中で、一つだけ、ぼんやりと考えた。
Passion
パッション
「情熱」を意味するこの英単語には「苦難」の意味も含まれているのだとか。

情熱の中には苦難も内在する、のか。

その言葉を反芻するかのように、僕はキャビンアテンダントが差し出すコーヒーをぐいと飲み干した。




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