1.最初に
2.対策の前提
2.1 大阪 盤祭3rd
2.2 第2回静岡アナログゲーム祭り
2.3 北海道ボドゲ博2.0
3.まとめ(次に行いたい処置)
1.最初に
この夏、当「番次郎書店」は3つのイベントに「出展者」として参加しました。
・7月25日 大阪 盤祭Re-3rd
・8月1日 第2回 静岡アナログゲーム祭り
・8月22日 北海道ボドゲ博2.0
すでにご承知置きのとおり、今夏は「感染症対策」が強く叫ばれた年でもあります。
そこで今回は、計3回+αのブース運営を通じ、私「番次郎書店」が独自に行いました各種感染症対策をご紹介致します。
本ブログでは、こうした処置を強制することが目的ではありません。
無論、私の行った処置・対策も、決して完全と言い切れない部分が多々あります。
あくまで一個人が行った一例としまして、今後のイベント運営等の参考になりましたら幸いです。
2.対策の前提
大阪のイベント当初、恥ずかしながら当時の私に、感染症に対する知識を持ち合わせておらず、漠然と「マスクを」「除菌を」「なるべく相手に接触しないよう」だけを念頭に置き、ブース運営を進めました。
イベントは3度とも「45cm×90cm」長机に半分のスペースです。
通常のイベントとは異なり、さらに除菌用のアルコールやウェットティッシュ等の感染症対策を加味すると、試遊スペースが無いとはいえ、どうしても机の上がごちゃごちゃします。
事前にあらかじめ計画を立て、上手く設置スペースができるよう対策を施しました。
2.1 大阪・盤祭Re-3rd
今夏初のイベントです。運営の主催となるコロンアークのたなやんさんが本感染症を十分に研究されましたので、出展を少し躊躇するも、最終的には主催者を信じることにしました。
私の行った処置・対策はこちらです。以後のイベントでは、こちらの運営がベースとなります。
(1)接触確認サイト・アプリの使用
厚生労働省が作成しました感染症接触確認アプリ「cocoa」をインストールし、イベントの前後、接触がなかった旨の画面を都度ツイート状にて報告しました。
また、関西の各地域に立ち寄った際、「大阪府コロナ追跡システム」にも逐一登録を行いました。
上記2件とも、8月29日現在まで接触があった旨の報告は届いておりません。
(2)作品を個別包装
小冊子一冊一冊をジップロックで個別包装致しました。汗や唾液など、何らかの形での飛沫感染を防止するためです。
(3)試し読みのQRコード
長時間の滞在を防ぐため、今回のイベント以降「試し読み用の小冊子」を設置しませんでした。あくまでブースの前に「表紙を確認するための小冊子を並べるに留めました。
代わりに、お品書きにブログ等へ案内するQRコードを設け、遠方からでも中身が確認できるように対処しました。
(4)新規ボードゲームクイズ動画の作成
当ブース恒例となりました「早押し機による早押しクイズ」を自粛致しました。直接肌に触れる点と、マスクを装着することで出題が聞き取りづらくなる点などを考慮しました。
その代用として、タブレット端末を駆使した動画クイズを行いました。
今夏の小冊子が「こうした動画クイズをPower Pointで作る」ための本でしたので、そのデモンストレーションを兼ねたものです。
長時間の滞留を防ぐため、動画クイズの時間は2分に抑えました。
(5)マスク・手袋を装着
濃厚接触を極力避けるため、清潔なマスクとゴム手袋を用意しました。
マスクは大きめの布製マスクで、以前ボードゲーム&カードゲームショップ「北越谷ZEST」様で購入したものを着用しました。
頻繁に換えのものが用意でき、かつ、すぐに脱・装着できるよう手のサイズより少し大きい程度のビニール手袋を10組ほど用意しました。
(6)消毒用アルコールの設置
テーブルには私個人の他、来場者も(購入の有無に限らず)気軽に使えるよう消毒用のアルコールを設置しました。
今回用意したものはゲル状で、ポンプを押すと予想以上に量が出てしまい大変でした。
手袋をつけながらのアルコール除菌は厳密には意味がないわけですが、対応する際の安心感の付与と、何より、手袋の中が蒸れていたので、手に取るとスッと馴染み気持ちが良かったです。事あるごとにプッシュしていました。
テーブルを拭くためのウェットティッシュも準備し、小冊子やテーブル、iPadなどを定期的に拭いていました。
(7)お金の受け渡しはコイントレーで
お金の受け渡しはコイントレーで行いました。
コイントレーを二つ用意し、一方でお金を受け取り、もう一方のトレイでお釣り等をお渡しする方式です。
手ごろな大きさのコイントレーを百円ショップで探したところ、お料理で使う小型のバット(5個100円)が目に止まり、ステッカーでデコレーションするなど創作しました。
(8)指差しで購入できるメニューリスト
「キヤノンおうちで作る同人誌」様のブログを参考に、指差しで購入できるようメニュー表を机に設置しました。
テーブルを指差しする、つまり、一切言葉を発することなく作品を購入することができる仕組みです。
(9)作品の価格帯を統一
こちらは本当に偶然の産物ですが、頒布する小冊子の価格帯を全て500円に合わせ(てい)ました。
新刊小冊子はどちらも500円、新刊2冊で1000円、ワンコイン、千円札一枚で購入できる仕組みです。
お金のやり取りを極限まで減らすことができました。
(10)体調管理の徹底
今回の感染症に限った話ではないのですが、体調管理、特に風邪だけは最新の注意を払いました。むせて咳をするだけでも誤解を生じますので、特に喉の管理は厳重に取り扱いました。
健康管理と気分転換も兼ねて、朝6時に起きて周辺を軽くランニングしたり、シャワーではなく入浴を、睡眠時間も6時間以上を確保しました。
普段プライベートでお酒を飲む方ではないのですが、一週間前にはお酒のお誘いも控えました。
もう一つ、マスクにハッカ油を吹き付ける方法も取るには取ったのですが、ハッカ油のメントールが目に来て痛く感じたため、呼吸の苦しさや爽やかさ何より途中マスクを取り替えることとなりました。
適量ならば問題ないかとは思いますが、次回以降ハッカ油の出番はありませんでした。ごめんなさい!
2.2 静岡アナログゲーム祭り
開催数日前、静岡県の警戒レベルは4に引き上げられ、開催地域のほか、県内・市内においても厳重な警戒態勢が敷かれました。
大阪のイベントから一週間後ということもあり、基本的には大阪で行った対策を更に充実される形を取ることにしました。
会場も、各ブース前に透明フィルムが貼られ、ブース間にも大きなパーテーションが設置されました。
また全員にビニールの手袋が配布されたり、入場者のマスクには小さなシールが貼付され、入場の際の目印になるなどの対策も行われました。
名物マグロ丼も、皆が黙々と口に運んでいた姿が印象に残っています。
実施中はスタッフが逐次巡回していました。何かあった際の報告に役だったかと思います。
私自身も、先の大阪での対策を踏まえ、追加の対策を行いました。
(+1) フェイスガードを装着
顔面全体を覆うフェイスガードを装着し、飛沫感染の防止に努めました。
併せて先の布製マスクも装着しましたが、結果として朝の10時から閉会の17時まで半日以上を装着しました。
長時間の装着は途中から呼吸が苦しくなり、大変辛い思いをしました。
(+2)消毒用アルコールをスプレータイプに
ゲル状で少し使いづらかった手指用の消毒アルコールを、スプレー噴霧タイプに変更しました。
こちらもゴム手袋越しに、消毒と気分的な涼しさを求めて定期的に行いました。
2.3 北海道ボドゲ博2.0
北海道でのイベントでは
・出展者全員にフェイスガードを配布。
・午前/午後とで出展者を分け、間隔を開けるような態勢
・来場者を各ラウンドに分けた人数管理(出展ブースのお手伝いの数まできちんと管理)
等々、こちらも運営サイドで独自の施策を講じておりました。
少し間があったことも幸いし、独自の飛沫感染予防シートが作れないかと考えましたが、上手くアイデアがまとまらず、当日はポスタースタンドを利用した簡易的な処置となりました。
開催当日は内部の空調が効いていたこと、各ラウンドの間に10分の休憩時間が設けられたこと等もあり、静岡のイベントほどフェイスガードの苦痛は感じませんでした。
事実、午前・午後と連続して15時間ほど装着しておりましたが、さほど苦痛に感じなかったように思えます(もちろん感じ方に個人差はあります)
北海道では新たに2点の対策を講じました。
(+1)飛沫感染予防シート(簡易)を作成
作成、とありますが、ポスタースタンドを前面に設置し、ポスターの代わりに90×120の透明フィルム(250円)を貼りました。
机から手だけでのやりとりができる程度の高さでした。机の前に設置したため、運営中の倒壊でご心配をかけたかと思います。
(+2)QRコード→中身のページを印刷
前回、前々回の対策で、QRコードに誘導するプリントを貼りましたが、アクセス数はゼロ件でした。
スマートフォンを差し出すまでのワンクッションが障壁となったのかな、と反省し、当日はTwitterの固定ツイートを印刷、貼り出し、一目で内容が確認できるよう工夫を凝らしました。
こちらも開催から1週間が経過致しましたが、アプリからの感染症通知の報告は受けておりません。
3 まとめ(次に行いたい対策)
今夏3度の出展に加え、8月14日には「東京ドームシティ 世界のボードゲーム展」、翌16日にはゲームマーケット出張版2020浅草にも来場者として参加しました。
計5回のイベントに参加し、自分の考えうる限りの処置・対策を講じました。重ねて申しますが、強制するものではありません。
他にも他のイベントにて「これはいいな」と感じた処置がありましたので、追記する形で綴ります。
・出展者証にプロフィールを記載
ゲームマーケット浅草の運営スタッフさんはオレンジのはっぴに、本名と思しきネームプレートを身につけていらっしゃいました。
私も出展者として出展証を身につけていましたが、さらに念を入れて、Twitterのアドレスとハンドルネームを記載し、より感染症対策に責任が持てるよう努力します。
・飛沫予防シートの創意工夫
静岡アナログゲーム祭りや北海道ボドゲ博では、自前の飛沫感染シートを用意された方もいらっしゃいました。
「カエルの王国」などの作品を販売されたイオピーゲームズ様は、飛沫感染のビニールシートに直接お品書きを書くなど工夫をされていました。
「すごろくつくろう」などの作品を販売された常磐倶楽部様は、お祭りの屋台をイメージとする枠を用意し、ブース前を装飾されていました。
カラフルなダイスを販売された珠工房様は、ブース前に骨組みとなる大型の枠を設置し、飛沫感染シートをそれに展張する形で対策をされていました。シートの中は開放感があるように見えました。
「マカリョーシカ」などの作品を販売されたNatriumlamp games様は、ブックエンドを活用した簡易飛沫予防シートを使用されていました。
飛沫予防シートの透明性をうまく活用すれば、ポスターに、お品書きに、さらにはブース装飾の一部にと、あらゆる可能性があることを実感しました。
以上の2点も含め、今後開催が予定される「ゲームマーケット2020秋」に向けて改善・改良を重ねる予定です。
「安全より安心」
制限が重なる中、「○○ができない」ではなく「○○ならできる」方へと目線を変え、こうした状況下でもブースに立ち寄った方が少しでも楽しめるような運営を試行錯誤したいと思います。
参考
厚生労働省 新型コロナウイルス感染症について
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
盤祭Re-3rd 運営記録(コロナ禍での初ボドゲイベント|たなやん)
https://note.com/colonarc/n/nb49ca0521a43
静岡アナログゲーム祭り公式ブログ【重要】8月1日開催における体制変更について)
https://sagm.jp/2020/07/31/1137/
ブログ「キヤノンおうちで作る同人誌」
https://twitter.com/canon_doujin/status/1279715421139070976?s=21
PC WATCH ニュース、理研、スパコン富岳で不織布や手作りマスクの飛沫の差を解析
~オフィス内、イベントホールなどでのエアロゾル感染もシミュレーション
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1272611.html
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