ボードゲームに限らず、創作物を見たときに思い出すことがある。
探偵ナイトスクープの回だった。自分の考えた最強の拳法を披露したいという中学生、周りはその滑稽さから笑いを堪えていた。会場からも失笑の声が上がった。
対決したのは生前のアンディ・フグだ。
フグは中学生を相手に真剣に戦った。一才の手加減をすることはなかった。
試合後、フグは中学生に語りかける。
「自分も小学生のとき、karateを習い、周りからずっと笑われた。そんな自分が、karateを続け、こうして戦っている。だから僕は真剣に戦った。僕は笑わない。」
ゲームマーケットを含む各種イベントでは、それこそルールに抜けがあったり、本当に面白いのか疑問に思う作品も数多く見受けられる。
それでも自分は決して笑わないこと、馬鹿にしないことに留意している。
それは何より、自分の創作そのものが笑われの対象にあるからだ。
周りから絵が下手だと笑われ、余計な心配をかけ、そして今もまだ、大成しているとは言いづらい。
そんな4コマを描き続け、丸3年が経った。
ボードゲームだけのクイズを必死で作った。周りはやっぱり文句をつけ、欠点をあげつらった。
そんなクイズ制作が、6年目となった。
いいねの数もRTの数も、売れた本の絶対数も、決して誇れるものではない。
しかしながら、周りを笑わず、そして自分は笑われ、そんな生活に身を置いている。
今日は44歳の誕生日だった。
相変わらず貯金通帳の目減りに胃を痛めながら、またいつものように頑張ろうと思う。
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