ゲームマーケットの参加を検討に検討し、結局「お手伝い」という形で向かうことにした。
当初「もし仮に大規模なクラスターが発生し、参加者全員が隔離処置を命ぜられた場合、名古屋のイベントすらも不参加となってしまうと考えたのだ。
お手伝いとはいえ参加する形をとった以上、体調に変化がなくとも参加を断念しなればならない。大きな賭けでもあった。
元来の出展料の高さもあって今回春のゲームマーケットは参加を諦めた。秋も値段が同じなら、当然出展はできそうにもない。
そんな重い面持ちの中、わずかな時間ながら会場内の空気を味わうことができたのは幸いだった。お声がけくださった珠工房の珠さんには深く感謝したい。
普段は出展側に立つ自分が、ほんのわずかな時間だけ会場内の購入に回った。
とはいえ、元々そう多くも手持ちがなかったため、欲しい作品は吟味を重ねることにした。具体的には、後日家電量販店に並びそうな作品や、のちのイベントでも入手の叶うと踏んだ作品は今日のところは後回しにすることにした。
周りを見ると、紙のポスターは思ったよりも少なく、タペストリーやサークル布といった、何度か使いまわせるような布シートをうまく活用したブースが目立ったように思える。
また、サークル単独の参加も見た感じだと以前よりグッと少なく、共同出店や共同ブース、中の人員をうまく回して交代で店番や休憩を取るなど工夫していた。
言うなれば、時流に合わせた紙のポスターを貼り、自分の作品を自分の手だけで販売する、といった、これまでの自分の動きとは真逆の動きとなっていたことに気がついた。
進化というのか、格差というのか、
貧乏オッサン一人というサークルが約5年もの間、ほぼ一人で作品を作り、一人でブースに立ち、感想も文章に綴り、広報もデザインも何もかもを一人で手がける時代では無くなったのかと思うと、急に足取りが重くなった。
落ち込んでばかりもいられないと思い、とりあえずご飯だけを済ませ、目の前のポスター入稿を済ませ、今夜は早めに休むことにした。
「頑張れば誰かが見てくれる」
その言葉を信じて、頑張るより今はない。
明日からもまた一人で頑張ることにする。
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