売れる、売れないの話は苦手だが、少し考えたことがあった。
ゲームマーケット初参加のとあるサークルに「120部初回限定生産」とあり、120部も初回で売れるのか?と疑問に思った。
それはボードゲームを求めて多くの人が集まるイベントだから、というより、むしろ同人誌印刷のような「小部数でも依頼できる印刷所」が少ないからではないかと考えた。ちょっと調べると、案の定ロット単位で100部、200部から、と、かなりの数量の言葉が並ぶ。
それはそれとして、自分の本など、100部なんて到底届かない初回部数を印刷し、イベントへと持参する。委託できる環境がないわけではないが、イベントで直接販売できることを望む自分たっての希望で(そうそう委託先もないわけではあるが)通信販売を主体に移すこととなった。
そして午前中にふと、昔「万屋楽団のそれなりな日々」のゲスト回で自分が話したことを思い出した。
一般書籍だと5万部売れたら大ヒット、1日に10冊も売れようなら、その本は大ヒット御礼なのだ、と。そんな旨の話だ。
ゲームマーケットをものさしとするか、一般書籍の事情をものさしとするか、その尺度(見方)で、捉え方は大きく変化する。
初回部数は予約数の1.5〜2倍、の話も今や昔話。Twitter経由での告知も誰かのリプライに繋げたり、動画やブログでまとめる主に依頼することが主体となるように思える。かつて、たくさんの注目作をブログに上げたうらまこ氏や、大半の作品にノットフォーミーをつけることが恒例となったシミーズ氏、カタログ全文読みツイキャスライブを恒例とした「いからじ」のいか氏、そして同業他社(他者)の存在で今年春は今も行う旨の見えないりかち氏など、少し前まで(評価の程度はどうあれ)個人が紹介する媒体はもっと多岐に渡ったはずだ。
昔は良かった、という話ではなく、時代は移り変わること、昔のようなスタイルに固執せず、今のやり方に倣い、また、今のやり方に不満があるならば別のやり方で、刻一刻と宣伝も考えなければならないと考えた。
そんな中、私は今も各店舗を周り、お店の方に直接作品の魅力を伝える、言うなれば富山の薬売りのスタイルで広報を続けている。
すごく古いやり方だとは承知している。
それが、相手の顔を見てモノを売る、自分に合っているというだけの話なのだ。
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