何やかや迷った挙句、結局この日もゲームマーケットの二日目を参加することにした。
昼の1時ごろに到着し、並ぶことなくスムーズに入場、周りのサークルにご挨拶へと回った。
会場の密を避けるためサークル数は感染症前に比べ少ない。感染症禍でのゲームマーケットも3年が経過し、出展料の高さや体調の都合等やむない理由で参加を断念された方も多く見受けられた。
かくいう自分もその一人で、ゲームマーケット大阪の出展料が半分返ったとはいえ、春に出展できるだけの手持ちを用意するのは本当に怖かった。
少し戻って、昨夜の話。
再来週開催の「ボードゲーム楽市」のポスターを、いつもの柚プリントさんに発注した。いつもながら仕事が早く、注文後ものの1時間もかからず印刷、配送のメールが届いた。
柚プリントの根幹は「同人印刷が初めてでも対応できる印刷業者」だ。トンボや塗り足しなどの用語がわからなくても、画像を送ればそのまま印刷してもらえる。
その柚プリントさんも、本感染症禍の煽りを受け、現在は縮小体制での営業だ。
感染症憎し、と声を荒げても何の解決にもならない。それは承知している。承知してはいるのだが、この不況と感染症のダブルの煽りが、本当に愛されるお店や人を奪い去ったかと思うと重い気持ちになる。
悲しさ、厳しさ、それは自然の摂理のようなものと自分に言い聞かせ、それでもやるせ無い思いの消えない中、自分の胸に手を置き、また作業に戻ることにした。
厳しい最中で、どれだけもがくことができるか、目の前の購入品に、製作者の魂を感じ取りながら、またペンを走らせた。
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