2022年4月8日金曜日

売れない本が

 改めて数を数えたところ、次に出す予定の小冊子「ボードゲーム帝国」で、節目の30冊を迎える。

2017年ゲームマーケット秋にクイズ本を頒布して以来、実に4年と半年、54ヶ月で30冊なので約2ヶ月に一冊以下の計算だ。よくもまあ飽きずに作ったものだ。

加えて、これらの本が大手を振って各種マスコミ等に紹介されたことなど、自分の覚えている限りで一度もなかったのではないか。

売れない本を飽きずに作る、モチベーションの有無を問われたこともあるが、理由は簡単で、今日の目を浴びずに終わった本も、次は脚光を浴びるかもしれない、そんな一縷の望みを綴り本を作っているからだ。制作全体で見れば赤字も赤字大赤字である。

そんな中ではあるが、いつの頃からか「前の本の焼き直しは作らない」と誓った。

根本はデザインの師からの助言だっただろうか。それを本当に、馬鹿みたいに忠実に守った。僅かながらの売り上げはデザイン・イラストの技術書に消え、それを次に繁栄させることを目標とした。以前も書いたが、自分のライバルは「前の新刊」だった。

今回4コマ4巻もそうだが、書き上げたあとは「これ以上どこを手直しすれば良いのか」と思えるほど各種の細工を加えた。だから実際に締め切りを目にするまで、作品の絵姿がはっきりしない。山を切り崩すように、少しずつ、できるところから手を加えていき、最後は根性や情熱といったメンタル面との戦いとなる。妥協したところで終わり、である。


ボードゲーム漫画がここ数ヶ月で本当に増え、以前のような「更新を続けるのが自分だけ」の状態からは幾分脱出できたのかもしれない。それはもちろん自作の広報を兼ねたものが主体とはなるが、ボードゲームの人気キャラクターが愛くるしく動く姿は、それだけでもタイムラインを明るく活況する。

自分の作品は相変わらず平常運転を続ける。特段伸びることもなく、そして、特段下がることも最近は無くなった。それでもどんぐりの背比べと言われたらそれまでだが、その少しの数だけが、何よりも制作意欲を次へと運ぶモチベーションとなっている。


4コマはもうすぐ300話、356話を迎えるとTwitter更新のトータル1000話、291話目となる現在は935話だ。残すは65話。遠かった千里の道も半分がようやく過ぎ、とはいえ、今もまだネタに苦しむ毎日だ。

もうしばらく、もうあと少しだけ、ボードゲーム漫画としては観測する限り前人未到となる夢の4桁まで、体だけは崩さないよう、そして、変に考え込まず、どんな形でも更新を第一に綴ることを目標に、明日も頑張ろうと誓う。


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